Users Guide
iDRAC の導入 ページの iDRAC QuickDeploy 選択には、新規に挿入されたサーバーに適用されるネットワーク設定が含まれます。この設定を使って QuickDeploy セクションの iDRAC ネ
ットワーク設定 テーブルに値を自動入力できます。QuickDeploy を有効にすると、対象サーバーがインストールされたときに QuickDeploy の設定値をサーバーに適用します。iDRAC
QuickDeploy の設定については、「 LCD 設定ウィザードを使用したネットワーク設定」の手順 8 を参照してください。手順に従って、iDRAC QuickDeploy の設定を有効にし、設定します。
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーで サーバーの概要 を選択します。
3. セットアップ タブをクリックします。iDRAC の導入 ページが表示 されます。
4. 必要に応じて QuickDeploy を設定します。
表 5-57QuickDeploy設定
5. 選択を保存するには QuickDeploy 設定を保存する ボタンをクリック します。iDRAC ネットワークの設定を変更した場合は、iDRAC ネッ トワークの設定を適用する ボタンをクリックし
て、iDRAC への設定 を適用します。
6. 表を前回保存した QuickDeploy 設定に更新して、インストールされ た各サーバーの iDRAC ネットワーク設定を現在の値に回復するに は、更新 ボタンをクリックします。
QuickDeploy 機能は、有効にした場合および、シャーシにサーバーを挿入したときにのみ実行できます。サーバー挿入時に iDRAC ルート パスワードを設定するおよび QuickDeploy を
有効にするがチェックされていると、LCD インタフェースでパスワードの変更を有効にする(または無効にする)かどうかのメッセージが表示されます。現行の iDRAC 設定と異なるネットワーク構成
がある場合は、変更を許可する(または許可しない)かどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
設定
説明
QuickDeploy を有効にする
新規に挿入されたサーバーに対してこのページで設定した iDRAC に自動的に表示する QuickDeploy 機能を有効 / 無効にします。自動確認は必ずローカル
の LCD パネルで確認します。
メモ: これには、サーバー追加時に iDRAC ルート パスワードを設定する ボックスをチェックしたときのルートユーザーパスワードが含まれます。
デフォルト:オフ(無効)
サーバー挿入時に iDRAC
ルートパスワードを設定する
サーバーを挿入したとき、サーバーの iDRAC ルート パスワードを iDRAC ルートパスワード テキスト ボックスに表示される値に変更するかどうかを指定しま
す。
iDRAC ルートパスワード
サーバー挿入時に iDRAC ルート パスワードを設定すると QuickDeploy を有効 にするがチェックされている場合、シャーシにサーバーが挿入されたとき
に、このパスワードをサーバーの iDRAC ルート パスワードに割当てます。パスワードは、印刷可能な 1~20 文字(スペース含む)で指定します。
確認用 iDRAC ルート パス
ワード
iDRAC ルート パスワード フィールドに入力されたパスワードを確認します。
iDRAC LAN を有効にする
iDRAC LAN チャンネルを有効 / 無効にします。
デフォルト:オフ(無効)
iDRAC IPv4 を有効 にする
iDRAC 上の IPv4 を有効にします。デフォルト設定は 有効 です。
IPMI オーバー LAN を有効
にする
シャーシに搭載されている各 iDRAC の IPMI オーバー LAN チャンネルを有効 / 無効にします。
デフォルト:オフ(無効)
iDRAC DHCP を有効 にする
シャーシに搭載されている各 iDRAC の DHCP を有効 / 無効にします。このオプションを有効にすると、QuickDeploy IP、QuickDeploy サブネットマス
ク、および QuickDeploy ゲートウェイフィールドが無効になります。DHCP は各 iDRAC の設定を自動割当するときに使用されるため、変更できません。
デフォルト:オフ(無効)
iDRAC IPv4 アドレス( スロ
ット 1)を開始する
エンクロージャのスロット 1 に搭載されているサーバーの iDRAC の固定 IP アドレスを指定します。各後続 iDRAC の IP アドレスは、スロットごとにスロット1の
IP アドレスから1ずつ増加します。IP アドレスにスロット数を足した値がサブネットマスクより大きいと、エラー メッセージが表示されます。
メモ: サブネットマスクとゲートウェイは、IP アドレスのように増加しません。
たとえば、IP アドレスが 192.168.0.250 から始まり、サブネットマスクが 255.255.0.0 のとき、スロット 15 の QuickDeploy IP アドレスは
192.168.0.265 です。サブネットマスクが 255.255.255.0 のとき、QuickDeploy IP address range is not fully within QuickDeploy
Subnet (QuickDeploy IP アドレス範囲はQuickDeploy サブネット内ではありません)というエラーメッセージが表示されます。
iDRAC IPv4 ネットマスク
新規に挿入されたすべてのサーバーに割当てられた QuickDeploy サブネットマスクを指定します。
iDRAC IPv4 ゲートウェイ
シャーシに搭載されているすべての iDRAC に割当てる QuickDeploy デフォルトゲートウェイを指定します。
iDRAC IPv6 を有効 にする
IPv6 を使用できるシャーシに搭載されている各 iDRAC の IPv6 アドレス指定を有効にします。
iDRAC IPv6 の自動設定を
有効にする
iDRAC が DHCPv6 サーバーから IPv6 設定(アドレスおよびプレフィックス長)を取得できるようにします。また、ステートレスなアドレスの自動構成も有効にし
ます。デフォルト設定は 有効 です。
iDRAC IPv6 ゲートウェイ
デフォルトの IPv6 ゲートウェイが iDRAC に割り当てられるように指定します。デフォルト設定は "::" です。
iDRAC IPv6 プレフィックス
長
プレフィックス長が iDRAC 上の IPv6 アドレスに対して割り当てられるように指定します。デフォルト設定は 64 です。
メモ: 更新 ボタンをクリックすると、保存されていないすべての iDRAC QuickDeploy および iDRAC ネットワーク構成を削除します。