Users Guide

RACADM を使用した IP 範囲属性の設定
RACADM を使用して、以下の CMC IP 範囲属性を設定できます。
IP 範囲チェック機能
CMC アクセスからブロックする IP アドレスの範囲
CMC アクセスからブロックする IP 範囲マスク
IP フィルタは、受信ログインの IP アドレスを指定された IP アドレス範囲と比較します。受信 IP アドレスからのログインは、以下の両方が一致した
ときのみ許可されます。
cfgRacTuneIpRangeMask(ビットワイズ)および受信 IP アドレス
cfgRacTuneIpRangeMask(ビットワイズ)および cfgRacTuneIpRangeAddr で指定された IP アドレス
IP 範囲チェック機能を有効化するには、cfgRacTuning グループで次のプロパティを使用します。
cfgRacTuneIpRangeEnable <0/1>
CMC アクセスをブロックする IP アドレスの範囲を指定するには、cfgRacTuning グループで次のプロパティを使用します。
cfgRacTuneIpRangeAddr
CMC アクセスをブロックする IP 範囲マスクを指定するには、cfgRacTuning グループで次のプロパティを使用します。
cfgRacTuneIpRangeMask
CMC の仮想 LAN タグプロパティ
仮想 LAN 機能では、複数 VLAN の同じ物理ネットワークケーブル上での共存、およびセキュリティまたは負荷管理の目的でネットワークのトラフ
ィックを分離させることができます。VLAN 機能を有効にすると、各ネットワークパケットに VLAN タグが割り当てられます。
RACADM を使用した CMC 用仮想 LAN タグプロパティの設定
1. 外部シャーシ管理ネットワークの仮想 LANVLAN)機能を有効化します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicVLanEnable 1
2. 外部シャーシ管理ネットワークの VLAN ID を指定します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicVlanID <VLAN id>
<VLAN id> の有効値は 14000、および 40214094 の範囲の数値です。デフォルト値は 1 です。
たとえば、次のとおりです。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicVlanID 1
3. 次に、外部シャーシ管理ネットワークの VLAN 優先順位を指定します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicVLanPriority <VLAN priority>
<VLAN priority> の有効値は 07 です。デフォルト値は 0 です。
たとえば、次のとおりです。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicVLanPriority 7
また、1つのコマンドで VLAN ID VLAN 優先順位を指定できます。
racadm setniccfg -v <VLAN id> <VLAN priority>
たとえば、次のとおりです。
racadm setniccfg -v 1 7
4. CMC VLAN を削除するには、外部シャーシ管理ネットワークの VLAN 機能を無効にします。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicVLanEnable 0
次のコマンドを使用しても、CMC VLAN を削除できます。
racadm setniccfg -v
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