Users Guide
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CMC の設定
Chassis Management Controller は、リモート管理タスクを実行するためのプロパティの設定、ユーザーのセットアップ、およびアラートの設定を可
能にします。
CMC の設定を始める前に、まず CMC ネットワーク設定を指定し、CMC がリモート管理できるようにする必要があります。この初期設定によっ
て、CMC へのアクセスを可能にするための TCP/IP ネットワークパラメータが割り当てられます。詳細については、「CMC への初期アクセスのセット
アップ」を参照してください。
ウェブインタフェースまたは RACADM を使って CMC を設定できます。
メモ: 最初の CMC の設定を行う際は、リモートシステム上での RACADM コマンドの実行に root ユーザーとしてログインする必要が
あります。
CMC の設定権限を持つ別のユーザーを作成することもできます。
CMC のセットアップおよび基本的な設定の終了後、以下を実行できます。
• 必要に応じてネットワーク設定を変更。
• CMC にアクセスするインタフェースを設定します。
• LCD ディスプレイを設定。
• 必要に応じてシャーシグループをセットアップ。
• サーバー、I/O モジュール、または前面パネルを設定。
• VLAN を設定。
• 必要な証明書を取得します。
• CMC ユーザーを追加し、権限を設定します。
• E-メールアラートおよび SNMP トラップを設定して有効化。
• 必要に応じて電力制限ポリシーを設定。
メモ: いずれの CMC インタフェース(GUI および CLI)でも、プロパティ文字列に次の文字は使用できません。
• &#
• < と > の同時使用
• ;(セミコロン)
CMC ネットワーク LAN 設定の表示と変更
コミュニティ文字列や SMTP サーバー IP アドレスなどの LAN 設定は、CMC およびシャーシの外部設定に影響します。
シャーシ上にネットワークに接続されている CMC が 2 台(アクティブとスタンバイ)存在する場合、フェールオーバーが生じると、スタンバイ CMC
がアクティブ CMC のネットワーク設定を自動的に引き継ぎます。
IPv6 が起動時に有効化されると、3 つのルータ要請がその後 4 秒ごとに送信されます。外部ネットワークのスイッチがスパニングツリープロトコル
(SPT)を実行している場合、外部スイッチポートが 13 秒以上ブロックされ、IPv6 ルータ要請が送信されます。このような場合、IPv6 ルータによっ
てルータ広告が不要に送信されるまで、IPv6 接続性が制限される期間が生じる場合があります。
メモ: CMC のネットワーク設定を変更すると、現在のネットワーク接続が切断される可能性があります。
メモ: CMC ネットワーク設定を指定するには、シャーシ設定システム管理者 の権限が必要です。
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