Users Guide
CMC ウェブインタフェースを使用した現在インストールされているファームウェアバージョンの表示
現在インストールされているファームウェアバージョンを表示するには、CMC ウェブインタフェースで次のいずれかのページに移動します。
• シャーシ概要 → アップデート
• シャーシ概要 → シャーシコントローラ → アップデート
• シャーシ概要 → サーバー概要 → サーバーコンポーネントアップデート
• シャーシ概要 → I/O モジュール概要 → アップデート
• シャーシ概要 → ストレージ → ストレージコンポーネントアップデート
ファームウェアアップデート ページに、リストされた各コンポーネントに対するファームウェアの現行バージョンが表示され、ファームウェアを最新バー
ジョンにアップデートすることを可能にします。
シャーシに iDRAC がリカバリモードにある前世代のサーバーが存在する場合、または iDRAC のファームウェアが破損していることを CMC が検出し
た場合には、これらの前世代 iDRAC も ファームウェアアップデート ページにリストされます。
RACADM を使用した現在インストールされているファームウェアバージョンの表示
RACADM を使用して iDRAC と CMC の IP 情報、および CMC サービスタグまたは資産タグを表示するには、racadm getsysinfo サブコ
マンドを実行します。その他の RACADM コマンドの詳細については、『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマ
ンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート
ウェブインタフェースまたは RACADM を使って CMC ファームウェアをアップデートできます。デフォルトでは、ファームウェアのアップデート後も現在の
CMC 設定を保持します。アップデート処理中、CMC の設定を工場出荷時のデフォルト設定にリセットできます。
メモ: CMC 上でファームウェアをアップデートするには、シャーシ設定システム管理者権限が必要です。
システムコンポーネントファームウェアのアップデートにウェブユーザーインタフェースのセッションを利用する場合、ファイル転送時間を許容できるように
Idle Timeout (0, 60–10800)（アイドルタイムアウト（0、60～10800）） を高めに設定する必要があります。ファームウェアのファイル転送は、
場合によっては最大
30 分かかることがあります。アイドルタイムアウト値を設定するには、「サービスの設定」を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート中における、シャーシ内の冷却ファンの一部または全部の 100% 速度での回転は、通常の動作です。
シャーシに冗長 CMC を取り付けた場合、両方の CMC を一度の操作で同時に同じファームウェアバージョンにアップデートすることをお勧めしま
す。CMC のファームウェアが異なり、フェイルオーバーが発生した場合、予期しない問題が発生する可能性があります。
メモ:
• 1600W 電源装置搭載のシャーシでは、CMC ファームウェアを 2.0 を除く以前のバージョンにアップデートすることはできません。
• CMC ファームウェアのアップデートまたはロールバックは、ファームウェアバージョン 1.2、1.25、1.3、1.31、1.35、1.36、2.0、2.01、および
2.04 以降でのみサポートされます。これら以外のバージョンでは、最初にこれらのバージョンのいずれかにアップデートしてから、必要なバ
ージョンにアップデートします。
ファームウェアが正常にアップロードされると、アクティブ CMC がリセットされ、一時的に使用できなくなります。スタンバイ CMC が存在する場合、
スタンバイとアクティブの役割が入れ替わります。スタンバイ CMC がアクティブ CMC になります。アップデートをアクティブ CMC にのみ適用した場
合、リセット終了後、アップデートされたイメージはアクティブ CMC では実行されません。イメージはスタンバイ CMC にのみ存在します。一般的に
は、アクティブおよびスタンバイ CMC には同一ファームウェアバージョンを維持することを強くお勧めします。
スタンバイ CMC をアップデートしたら、新たにアップデートされた CMC がアクティブ CMC になり、以前のファームウェアの CMC がスタンバイになる
ように、CMC の役割を交換します。役割の交換の詳細については、『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマ
ンドラインリファレンスガイド』の cmcchangeover コマンドの項を参照してください。このコマンドを実行すると、2 番目の CMC のファームウェアを
アップデートする前に、アップデートが成功し、新しいファームウェアが正常に動作していることを確認するのに役立ちます。両方の CMC をアップデ
ートする場合は、cmcchangeover コマンドを使用して CMC を元の役割に戻すことができます。CMC ファームウェアリビジョン 2.x は、
cmcchangeover コマンドを実行せずに、プライマリ CMC と冗長 CMC の両方をアップデートします。
CMC のファームウェアアップデート処理の最終段階では、CMC がネットワークに接続されていないために、ブラウザセッションと CMC との接続が一
時的に失われます。一時的にネットワークに接続できないことによって、CMC が生成するシャーシの全体的な正常性は「重要」となります。数分
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