Users Guide
インタフェース 説明
対応するウェブブラウザのリストは、デルサポートサイト dell.com/support/manuals にある『Dell シ
ステムソフトウェアサポートマトリックス』で「対応ブラウザ」の項を参照してください。
リモート RACADM コマンドラインインタフェ
ース
このコマンドラインユーティリティを使用して、CMC とそのコンポーネントを管理します。リモートまたはフ
ァームウェア RACADM を使用できます。
• リモート RACADM は、管理ステーションで実行されるクライアントユーティリティです。これは、管
理下システムで RACADM コマンドを使用するために帯域外ネットワークインタフェースを使用
し、HTTP チャネルも使用します。–r オプションは、ネットワークで RACADM コマンドを実行しま
す。
• ファームウェア RACADM には、SSH または telnet を使用して CMC にログインすることでアクセ
スできます。CMC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定しなくても、ファームウェア RACADM
コマンドを実行できます。RACADM プロンプトが開いたら、racadm プレフィックスなしで直接コマ
ンドを実行できます。
シャーシ LCD パネル 前面パネルの LCD を使用して、次の操作を行うことができます。
• アラートと CMC IP の表示
• DHCP の設定
• CMC 静的 IP の設定
• アクティブ CMC の CMC MAC アドレスの表示
• CMC IP の末尾に付加された CMC VLAN ID を表示(VLAN 設定済みの場合)
Telnet ネットワーク経由で CMC へのコマンドラインアクセスを提供します。CMC コマンドラインからは、
RACADM コマンドラインインタフェース、およびサーバーのシリアルコンソールまたは IO モジュールへの
接続に使用される connect コマンドを使用できます。
メモ: Telnet は、セキュアなプロトコルではなく、デフォルトで無効になっています。Telnet
は、パスワードのプレーンテキストでの送信を含む、すべてのデータを伝送します。機密情
報を伝送する場合は、SSH インタフェースを使用してください。
SSH SSH を使用して RACADM コマンドを実行します。 高度なセキュリティを実現するために暗号化さ
れたトランスポート層を使用して、Telnet コンソールと同じ機能を提供します。デフォルトで SSH サー
ビスは CMC で有効になっており、無効にすることができます。
WSMan WSMan Services は、一対多のシステム管理タスクを実行するため、Web Services for
Management(WSMan)プロトコルをベースとしています。LC-Remote Services 機能を使用する
には、WinRM クライアント(Windows)や OpenWSMan クライアント(Linux)などの WSMan ク
ライアントを使用する必要があります。WSMan インタフェースのスクリプトには Power Shell および
Python を使用することもできます。
WSMan は、システム管理用に使用される SOAP(Simple Object Access Protocol)ベースのプ
ロトコルです。CMC は、Distributed Management Task Force(DMTF)の Common Information
Model(CIM)ベースの管理情報の伝達に WS-Management を使用します。CIM 情報は、管理
下システムで変更できるセマンティックタイプや情報タイプを定義します。
CMC WSMan の実装は、トランスポートセキュリティに対してポート 443 の SSL を使用し、基本認
証をサポートしています。WS-Management で使用できるデータは、DMTF プロファイルおよび拡張
プロファイルにマップされている、CMC 計装インタフェースによって提供されます。
詳細については、次を参照してください。
• MOF およびプロファイル — delltechcenter.com/page/DCIM.Library
• DTMF ウェブサイト — dmtf.org/standards/proles/
• WSMan リリースノートファイル。
• www.wbemsolutions.com/ws_management.html
• DMTF WSManagement 仕様:www.dmtf.org/standards/wbem/wsman
ウェブサービスインタフェースは、Windows WinRM や Powershell CLI、WSMANCLI などのオープン
ソースユーティリティ、Microsoft .NET などのアプリケーションプログラミング環境といったクライアントイ
ンフラストラクチャを活用することで、使用できます。
Microsoft WinRM を使用してクライアント接続を行うには、最低バージョン 2.0 が必要です。詳細
については、Microsoft の記事 <support.microsoft.com/kb/968929> を参照してください。
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