Users Guide

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CMC のインストールと設定
本項では、CMC ハードウェアの取り付け、CMC へのアクセス確立、CMC を使用するための管理環境の設定、および CMC の設定の各種方
法について説明します。
CMC への初期アクセスの設定。
ネットワーク経由の CMC へのアクセス。
CMC ユーザーの追加と設定。
CMC ファームウェアのアップデート。
冗長 CMC 環境の取り付けと設定の詳細については、 冗長 CMC 環境について」を参照してください。
作業を開始する前に
CMC 環境をセットアップする前に、PowerEdge VRTX 用の最新バージョンの CMC ファームウェアを dell.com/support/ からダウンロードしてく
ださい。
また、システム付属の『Dell Systems Management Tools およびマニュアルDVD があることを確認してください。
CMC ハードウェアの取り付け
CMC はシャーシに事前に取り付けられているため、取り付けは必要ありません。2 台目の CMC を取り付けて、アクティブ CMC のスタンバイとし
て使用できます。
シャーシ設定のチェックリスト
次のタスクによって、シャーシを正確にセットアップすることが可能になります。
1. CMC と、ブラウザを使用する管理ステーションは、管理ネットワークと呼ばれる同じネットワーク上にあることが必要です。Ethernet ネットワー
クケーブルを、CMC アクティブポートから管理ネットワークに接続します。
2. シャーシに I/O モジュールを取り付け、ネットワークケーブルをシャーシに接続します。
3. シャーシにサーバーを挿入します。
4. シャーシを電源に接続します。
5. 手順 7 のタスクが完了したら、電源ボタンを押すか、CMC ウェブインタフェースからシャーシの電源をオンにします。
メモ: サーバーの電源は入れないでください。
6. LCD パネルを使用して IP 概要に移動し、チェック ボタンをクリックして選択します。管理システムブラウザIEChrome、または Mozilla
CMC IP アドレスを使用します。CMC 向けに DHCP をセットアップするには、LCD パネルを使用して メインメニュー設定ネット
ワーク設定 をクリックします。
7. ウェブブラウザを使用してデフォルトのユーザー名(root)とパスワード(calvin)を入力することで、CMC IP アドレスに接続します。
8. CMC ウェブインタフェースで各 iDRAC IP アドレスを指定し、LAN IPMI インタフェースを有効にします。
メモ: サーバーによっては、デフォルトで iDRAC LAN インタフェースが無効になっています。この情報は、CMC ウェブインタフェー
スの サーバー概要セットアップ で確認できます。これは、高度なライセンスオプションである可能性があり、その場合は、サー
バーごとに セットアップ 機能を使用する必要があります。
9. CMC ウェブインタフェースで、IO モジュールを IP アドレスで入力します。IP アドレスは、I/O モジュール概要 をクリックしてから、セットアップ
をクリックすることで取得できます。
10. ウェブブラウザを介して各 iDRAC に接続し、iDRAC の最終設定を行います。デフォルトユーザー名は root、パスワードは calvin です。
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