Users Guide
メモ: リカバリモードでは、アクティブなネットワークスタックがないため、通常の方法で CMC を ping することはできません。recover
ping <TFTP server IP> コマンドを使うことで、TFTP サーバーを ping して LAN 接続を確認できます。一部のシステムでは、
setniccfg コマンド後に recover reset コマンドを使用する必要がある場合があります。
ネットワーク問題のトラブルシューティング
内蔵 CMC トレースログでは、CMC アラートとネットワークのデバッグを行うことが可能です。トレースログには CMC ウェブインタフェースまたは
RACADM を使ってアクセスできます。『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレンスガイド』の
「gettracelog」コマンドの項を参照してください。
トレースログは次の情報を追跡します。
• DHCP — DHCP サーバーから送受信されたパケットをトレースします。
• DDNS — 動的 DNS アップデート要求と応答をトレースします。
• ネットワークインタフェースへの設定変更。
トレースログには、管理下システムのオペレーティングシステムではなく、CMC の内蔵ファームウェアに関連する CMC ファームウェア固有のエラーコ
ードが含まれている場合もあります。
コントローラのトラブルシューティング
コントローラをトラブルシューティングするには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで、シャーシ概要 → ストレージ → コントローラ → トラブルシューティングをクリックします。
2. コントローラトラブルシューティング ページで、各コントローラに対応する 処置 ドロップダウンリストから次のいずれかを選択し、適用 をクリッ
クします。
• 設定のリセット - 仮想ディスクとホットスペアを削除します。ただし、ディスク上のデータは消去されません。
メモ: PERC 構成のリセットは、PERC コントローラの固定キャッシュがある場合はそれを破棄します。
• TTY ログのエクスポート - ストレージコントローラからの TTY デバッグログがローカルシステムにエクスポートされます。
• 固定キャッシュの破棄 - RAID コントローラキャッシュに保存されているデータを削除します。
メモ: 固定キャッシュが存在する場合、それをクリアするオプションが存在します。固定キャッシュが存在しない場合は、このオ
プションは表示されません。
• RAID コントローラを無効にする — ピアコントローラを無効にします。このオプションは、共有 PERC 8(内蔵 2)と外付け共有 PERC
8
のドロップダウンメニューにのみあります。
• RAID コントローラを有効にする — ピアコントローラを有効にします。RAID コントローラを有効にする オプションはドロップダウンメニュー
に表示されます。
メモ:
無効化された PERC については、その他オプション(設定のリセット、TTY ログのエクスポート、固定キャッシュの破棄、RAID コントローラ
の無効化)のいずれもドロップダウンメニューで利用できません。
• フォールトトレランスを有効にする — 外付け共有 PERC 8 カードのフォールトトレランスモードを有効にします。
• フォールトトレランスを無効にする — 外付け共有 PERC 8 カードのフォールトトレランスモードを無効にします。
メモ: フォールトトレランスを有効にする と フォールトトレランスを無効にする は、外付け共有 PERC 8 カードについてのみ表
示されます。 外付け共有 PERC 8 カードのデフォルトモードは、非フォールトトレラントモードです。
メモ:
• ブレードに電源が入っている状態では、エラーメッセージが表示されます。
• ブレードの電源が入っている状態では、このコマンドは失敗します。
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