Users Guide
FlexAddress Plus について
FlexAddress Plus は、カードバージョン 2.0 に追加された新機能であり、FlexAddress カードバージョン 1.0 のアップグレード版です。FlexAddress
Plus には、FlexAddress よりも多くの MAC アドレスが含まれています。どちらの機能も、シャーシによるファイバチャネルおよびイーサネットデバイス
へのワールドワイドネーム / メディアアクセスコントロール(WWN/MAC)アドレスの割り当てを可能にします。シャーシによって割り当てられた
WWN/MAC アドレスはグローバルレベルで一意であり、サーバースロット固有です。
FlexAddress アクティブ化状態の表示
機能カードには、FlexAddress 、FlexAddress Plus、および拡張ストレージのうち、ひとつまたは複数の機能が含まれています。
CMC ウェブインタフェースを使用してシャーシ FlexAddress 状態を表示するには、シャーシ概要 → セットアップ をクリックします。
シャーシの一般設定 ページが表示されます。
FlexAddress には アクティブ または 非アクティブ の値があります。アクティブ という値は、機能がシャーシにインストール済みであることを示し、
非アクティブ は機能がシャーシにインストールされておらず、使用されていないことを示します。
SD 機能カードの状態を表示するには、以下の RACADM コマンドを実行します。
racadm featurecard -s
次のメッセージが表示されます。
Active CMC:
The feature card inserted is valid, serial number CN0H871T1374036T00MXA00
The feature card contains the following feature(s)
FlexAddress: bound
FlexAddressPlus: bound
ExtendedStorage: bound
Standby CMC:
The feature card contains the following feature(s)
ExtendedStorage: bound
メモ: セカンダリ CMC はオプションで、スタンバイ CMC の出力は、スタンバイ CMC がシャーシ内で使用可能な場合に限り、表示さ
れます。
表 34. featurecard -s コマンドによって返される状態メッセージ
状態メッセージ 処置
No feature card inserted.
CMC をチェックして、SD カードが正しく挿入されていることを確認
します。冗長 CMC 構成では、SD 機能カードが取り付けられて
いる CMC がスタンバイ CMC ではなく、アクティブな CMC である
ことを確認してください。
The feature card inserted is valid and contains
the following feature(s) FlexAddress: bound.
処置の必要はありません。
The feature card inserted is valid and contains
the following feature(s) FlexAddress: bound to
another chassis, svctag=ABC1234, SD card SN =
1122334455.
SD カードを取り外し、現在のシャーシ用の SD カードを取り付け
ます。
The feature card inserted is valid and contains
the following feature(s) FlexAddress: not bound.
機能カードは、別のシャーシに移動したり、現在のシャーシで再有
効化することができます。現在のシャーシで再有効化するには、
機能カードが取り付けられている CMC モジュールがアクティブにな
るまで racadm racreset を入力し続けます。
シャーシ上でアクティブ化された全機能を表示するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -s
このコマンドを実行すると、次の状態メッセージが返されます。
Feature Name = FlexAddress
Date/time Activated = 05 Oct 2013 - 11:50:49
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