Users Guide
Lifecycle Controller のジョブ操作
メモ: この機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
次のような Lifecycle Controller 操作が可能です。
• 再インストール
• ロールバック
• アップデート
• ジョブの削除
一度に実行できる操作は 1 種類のみです。サポートされていないコンポーネントとデバイスがインベントリの一部としてリストさ
れる可能性がありますが、Lifecycle Controller 操作を許可しないでください。
Lifecycle Controller 操作を実行するには、以下が必要です。
• CMC:サーバー管理者権限。
• iDRAC の場合:iDRAC の設定権限および iDRAC へのログイン。
サーバーでスケジュールされた Lifecycle Controller 操作は、完了に 10~15 分かかる場合があります。このプロセスでは、ファームウ
ェアのインストールが実行されるサーバーの再起動が数回行われ、これにはファームウェアの検証ステージも含まれます。この処理
の進行状況を、サーバーコンソールで表示することができます。サーバー上にアップデートの必要があるコンポーネントまたはデバ
イスが複数ある場合、すべてのアップデートを 1 つの操作に統合してスケジュールすることにより、再起動の必要回数を最小限に
減らすことができます。
操作が別のセッションまたはコンテキストを介したスケジュールのために操作が送信されている最中に、別の操作が試行されるこ
とがあります。この場合、その状況と、その操作を送信できないことを示す確認メッセージが表示されます。この操作は、処理中
の操作が完了するのを待ってから、再度送信してください。
スケジュールのために操作を送信した後は、他のページに移動しないでください。他のページに移動しようとすると、ページ移動を
キャンセルするための確認のメッセージが表示されます。キャンセルしない場合は、操作が中断されます。操作の中断(特にアッ
プデート操作中の中断)は、ファームウェアイメージファイルのアップロードが正しく完了せずに終了する原因となる可能性があり
ます。スケジュールのために操作を送信した後は、その操作のスケジュールが正常に行われたことを示す確認メッセージを承認する
ようにしてください。
サーバーコンポーネントファームウェアの再インストール
1 つ、または複数のサーバー全体で、選択されたコンポーネントまたはデバイス用の現在インストールされているファームウェアの
ファームウェアイメージを再インストールできます。ファームウェアイメージは、Lifecycle Controller 内にあります。
ウェブインタフェースを使用したサーバーコンポーネントファームウェアの再インストール
サーバーコンポーネントファームウェアを再インストールするには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで、サーバー概要 > アップデート をクリックします。
2. サーバーコンポーネントアップデート ページの アップデートタイプの選択 セクションで、適切なタイプをクリックします。
3. 現在のバージョン 列で、ファームウェアを再インストールするコンポーネントまたはデバイスのオプションを選択します。
4. 次のオプションのいずれかを選択します。
• 今すぐ再起動 - サーバーをただちに再起動します。
• 次の起動時 - サーバーを後ほど手動で再起動します。
5. 再インストール をクリックします。選択されたコンポーネントまたはデバイスのファームウェアバージョンが再インストール
されます。
サーバーコンポーネントファームウェアのロールバック
1 つまたは複数のサーバー上の、選択されたコンポーネントまたはデバイスに以前インストールされたファームウェアの、ファーム
ウェアイメージをインストールすることができます。ファームウェアイメージは、ロールバック 操作のために Lifecycle Controller 内
で使用可能です。これら機能の可用性は、Lifecycle Controller のバージョン互換性ロジックによって異なります。Lifecycle Controller
はまた、以前のバージョンのアップデートが Lifecycle Controller によって行われたものとみなします。
メモ: この機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
CMC ウェブインタフェースを使用したサーバーコンポーネントファームウェアのロールバック
サーバーコンポーネントファームウェアバージョンを以前のバージョンにロールバックするには、次の手順を実行します。
50 ファームウェアのアップデート