Users Guide
○ 解決策 A: AC ケーブルをチェックして交換します。電源装置に電力を供給している電力配分装置が期待通りに動作してい
ることをチェックして確かめます。引き続き問題が解決しない場合は、電源装置の交換のため、Dell カスタマーサービスに
お電話ください。
○ 解決策 B: その PSU が他の PSU と同じ電圧に接続されていることをチェックします。ひとつの PSU が異なる電圧で動作
していることを CMC が検知した場合、その PSU の電源が切られ、障害とマーク付けされます。
• 問題: 新しいサーバーを十分な電源装置があるエンクロージャに挿入しましたが、サーバーの電源がオンになりません。
○ 解決策 A: システム入力電力上限の設定をチェックします。追加サーバーに電源を供給するには低すぎる設定になっている
場合があります。
• 問題: エンクロージャの構成を変更していないのに、利用可能な電力の表示が頻繁に変わる。
○ 解決策: CMC にはエンクロージャがユーザー設定の電力上限のピーク近くで動作している場合にサーバーへの電力割り当て
を一時的に減少させる動的ファン電源管理機能が搭載されています。これによって、電力利用が システム入力電力上限 を
超えないようにするため、サーバーのパフォーマンスを低減することによってファンに電力が割り当てられます。これは通
常の動作です。
• 問題: データセンターの周囲温度が上がるとサーバー全体のパフォーマンスが低下する。
○ 解決策: この問題は、ファンの電力需要の増加がサーバーへの電力割り当てを削減することによって埋め合わされる結果と
なる値に システム入力電力上限 が設定されている場合に発生します。サーバーパフォーマンスに影響することなくファン
に追加電力を割り当てる事を可能にするため、ユーザーは システム入力電力上限 をより大きい値に増やすことができます。
アラートのトラブルシューティング
CMC アラートのトラブルシューティングには、CMC ログとトレースログを使用します。各電子メール、および / または SNMP ト
ラップの送信試行の成功と失敗は CMC ログに、特定のエラーを説明する追加情報はトレースログにログされます。ただし、SNMP
はトラップの送信を確認しないので、ネットワークアナライザ、または Microsoft の snmputil などのツールを使用して、管理下シス
テムのパケットをトレースしてください。
イベントログの表示
管理下システムで発生したシステムにとって重要なイベントの情報には、ハードウェアログおよびシャーシログを表示することが
できます。
ハードウェアログの表示
CMC はシャーシで発生したイベントのハードウェアログを生成します。ハードウェアログは、ウェブインタフェースおよびリモー
ト RACADM を使用して表示できます。
メモ: ハードウェアログをクリアするには、ログのクリアシステム管理者 特権が必要です。
メモ: 特定のイベントが発生したときに電子メールまたは SNMP トラップを送信するよう CMC を設定することができます。
ハードウェアログエントリの例
critical System Software event: redundancy lost
Wed May 09 15:26:28 2007 normal System Software
event: log cleared was asserted
Wed May 09 16:06:00 2007 warning System Software
event: predictive failure was asserted
Wed May 09 15:26:31 2007 critical System Software
event: log full was asserted
Wed May 09 15:47:23 2007 unknown System Software
event: unknown event
シャーシログの表示
CMC は、シャーシ関連のイベントのログを生成します。
メモ: シャーシログをクリアするには、ログのクリア管理者 権限が必要です。
152 トラブルシューティングとリカバリ