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CMC ウェブインタフェースを使用した、ファイルからのサーバーコンポーネントフ
ァームウェアのアップグレード
ファイルからアップデート モードを使用して、サーバーコンポーネントファームウェアのバージョンをアップグレードするには、次
のようにします。
1. CMC ウェブインタフェースのシステムツリーで、サーバー概要 へ移動し、アップデート > サーバーコンポーネントのアップデー
ト をクリックします。
サーバーコンポーネントのアップデート ページが表示されます。
2. アップデートタイプの選択 セクションで、ファイルからアップデート を選択します。詳細については、「サーバーコンポーネン
トファームウェアのアップデートタイプの選択」を参照してください。
3. コンポーネント / デバイスのアップデートフィルタ セクションで、コンポーネントまたはデバイスをフィルタします(オプショ
ン)。詳細については、「CMC_Stmp_ファームウェアアップデートのためのコンポーネントのフィルタ」を参照してください 。
4. アップデート 列で、次のバージョンにアップデートするコンポーネントまたはデバイスのチェックボックスを選択します。
CRTL キーショートカットを使用して、該当するサーバー全体におけるアップデート用コンポーネントまたはデバイスのタイプを
選択します。CRTL キーを押し下げたままにすると、すべてのコンポーネントが黄色でハイライト表示されます。CRTL キーを押
し下げた状態で、アップデート 列の関連するチェックボックスを有効化することによって、必要なコンポーネントまたはデバ
イスを選択します。
選択されたタイプのコンポーネントまたはデバイスおよび、ファームウェアのイメージファイルのセレクタをリストにした、2
つ目の表が表示されます。各コンポーネントタイプに対して 1 つのファームウェアイメージファイルのセレクタが表示されま
す。
ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)および RAID コントローラのようなデバイスによっては、多くのタイプとモデ
ルがあります。アップデートの選択ロジックは、最初に選択されたデバイスに基づいて、関連するデバイスタイプやモデルを自
動的にフィルタします。このような自動的なフィルタ動作の一番の理由は、カテゴリに対して指定できるのが 1 個のファームウ
ェアイメージファイルのみであるということです。
メモ: 拡張ストレージ機能がインストールされ、有効になっている場合は、単一 DUP、または組み合わされた DUP のいずれ
もアップデートサイズ制限を無視できます。拡張ストレージの有効化については、「CMC 拡張ストレージカードの設定」を参
照してください。
5. 選択されたコンポーネントまたはデバイスのファームウェアイメージファイルを指定します。これは Microsoft Windows Dell
Update Package(DUP)ファイルです。
6. 次のオプションのいずれかを選択します。
● 今すぐ再起動 — 直ちに再起動します。ファームウェアアップデートは即時に適用されます
● 次回の再起動時 — サーバーを後ほど手動で再起動します。ファームウェアのアップデートは、次回の再起動時に適用されま
す。
メモ: この手順は、Lifecycle Controller および 32 ビット診断のファームウェアアップデートでは無効となります。これら
のデバイスでは、サーバーの再起動は必要ありません。
7. アップデート をクリックします。選択されたコンポーネントまたはデバイスのファームウェアバージョンがアップデートされ
ます。
ネットワーク共有を使用したサーバーコンポーネントのシングルクリックアップデ
ート
Dell Repository Manager と Dell PowerEdge FX2/FX2s のモジュラー型シャーシ統合を使用したネットワーク共有からのサーバーまた
はサーバーコンポーネントのアップデートでは、カスタマイズされたバンドルファームウェアの使用によってアップデートが簡素化
されるため、迅速かつ容易な導入が可能になります。ネットワーク共有からのアップデートは、NFS または CIFS のいずれかから、
単一のカタログを使用して第 12 世代サーバーコンポーネントのすべてを同時にアップデートする柔軟性を実現します。
この方法は、Dell Repository Manager、および CMC Web インターフェースを使用してエクスポートしたシャーシインベントリファイ
ルで、ユーザーが所有する接続済みシステムに対して、迅速かつ容易なカスタムリポジトリの構築法を提供します。DRM では、特
定のシステム設定向けのアップデートパッケージのみを含む、完全にカスタマイズされたリポジトリを作成することができ、古く
なったデバイス限定のアップデートを含むリポジトリ、またはすべてのデバイスに対するアップデートを含む 1 つのベースラインリ
ポジトリを構築することもできます。また、必要なアップデートモードに基づいて、Linux または Windows 向けのアップデートバン
ドルを作成することも可能です。DRM では、リポジトリを CIFS または NFS 共有に保存することができ、CMC ウェブインタフェ
ースでは、その共有のための資格情報と場所の詳細を設定することができます。その後、CMC ウェブインタフェースを使用するこ
とにより、単一のサーバーまたは複数のサーバーに対してサーバーコンポーネントのアップデートを実行することができます。
52 ファームウェアのアップデート