Users Guide
表 25. featurecard -s コマンドによって返される状態メッセージ (続き)
状態メッセージ 処置
The feature card inserted is valid and
contains the following feature(s)
FlexAddress: not bound.
機能カードは、別のシャーシに移動したり、現在のシャーシで再有
効化することができます。現在のシャーシで再有効化するには、
機能カードが取り付けられている CMC モジュールがアクティブ
になるまで racadm racreset を入力し続けます。
Dell 機能カードには複数の機能が含まれている場合があります。シャーシ上で Dell 機能カードに含まれている機能のいずれかがア
クティブ化されると、その Dell 機能カードに含まれているその他の機能は異なるシャーシでアクティブ化できなくなります。この
場合、racadm feature -s コマンドは対象機能に関して次のメッセージを表示します。
ERROR: One or more features on the SD card are active on another chassis
feature コマンドおよび featurecard コマンドの詳細については、『Dell Chassis Management Controller for PowerEdge FX2/
FX2s RACADM
コマンドラインリファレンスガイド
』を参照してください。
FlexAddress の非アクティブ化
RACADM コマンドを使用して、FlexAddress 機能を非アクティブ化し、SD カードを取り付け前の状態に戻すことができます。ウェ
ブインタフェースには、非アクティブ化機能はありません。非アクティブ化すると、SD カードは別のシャーシ内に装着し、アクテ
ィブ化することが可能な元の状態に戻ります。この文脈では、用語 FlexAddress は FlexAddress と FlexAddressPlus の両方を意味し
ます。
メモ: SD カードは、物理的に CMC に取り付ける必要があります。また、非アクティブ化コマンドを実行する前に、シャーシの
電源をオフにする必要があります。
SD カードが取り付けられていない状態、または異なるシャーシからのカードが取り付けられている状態で非アクティブ化コマンド
を実行すると、この機能は非アクティブ化されますが、そのカードに対して変更は行われません。
FlexAddress 機能を非アクティブ化し、SD カードを復元するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -d -c flexaddress
正常に非アクティブ化されると、コマンドが次の状態メッセージを返します。
feature FlexAddress is deactivated on the chassis successfully.
シャーシの電源がオフになっていない状態でコマンドを実行すると、コマンドが次のエラーを返します。
ERROR: Unable to deactivate the feature because the chassis is powered ON
メモ: FlexAddress 機能を再度有効にするには、CMC を再起動します。
このコマンドの詳細については、『Dell Chassis Management Controller for PowerEdge FX2/FX2s RACADM
コマンドラインリファレ
ンスガイド
』の 機能 コマンドの項を参照してください。
FlexAddress の設定
FlexAddress はオプションのアップグレードで、工場出荷時にサーバーモジュールに割り当てられた WWN/MAC ID を、シャーシ提供
の WWN/MAC ID に置き換えることを可能にします。
メモ: racresetcfg サブコマンドを使用して、CMC の Flex Address を工場出荷時設定の「無効」にリセットすることができま
す。RACADM 構文は、次のとおりです。
racadm racresetcfg -c flex
FlexAddress 関連の RACADM コマンドの詳細およびその他工場出荷時のデフォルト設定についてのデータは、dell.com/
cmcmanuals から入手可能の『Dell Chassis Management Controller for PowerEdge FX2/FX2s RACADM
コマンドラインリファレ
ンスガイド
』を参照して下さい。
126 FlexAdress および FlexAddress Plus カードの使用