Users Guide
CMC のプロパティデータベースには 16 のユーザーを設定できます。CMC ユーザーを手動で有効にする前に、現在のユーザーが存在
するか確認します。
新しい CMC を設定している場合、または RACADM の racresetcfg コマンドを使用した場合、唯一の現行ユーザーアカウントは
デフォルトのルートアカウントです。racresetcfg サブコマンドは、すべての設定パラメータをデフォルト値にリセットします。
それまでに行った変更はすべて失われます。
メモ: ユーザーをいつでも有効および無効に切り替えられますが、ユーザーを無効にしてもそのユーザーはデータベースから削除
されません。
ユーザーが存在するかどうかを確認するには、CMC への Telnet/SSH テキストコンソールを開き、ログインしてから、1~16 のイン
デックスごとに、次のコマンドを一度入力します。
racadm getconfig -g cfgUserAdmin -i <index>
メモ: racadm getconfig -f <myfile.cfg>> と入力して、CMC 設定パラメータのすべてが含まれる myfile.cfg ファイ
ルの表示や編集を行うこともできます。
複数のパラメータとオブジェクト ID が、それぞれの現在の値と共に表示されます。重要な 2 つのオブジェクトは、次のとおりで
す。
# cfgUserAdminIndex=XX
cfgUserAdminUserName=
cfgUserAdminUserName オブジェクトに値がない場合、cfgUserAdminIndex オブジェクトで示されるインデックス番号を使
用できます。名前が「=」の後に表示されている場合、そのインデックスはそのユーザー名によって使用されています。
racadm config サブコマンドを使用してユーザーを手動で有効または無効化する場合は、-i オプションでインデックスを指定する
必要があります。
コマンドオブジェクト内の「#」文字は、それが読み取り専用オブジェクトであることを示しています。また、racadm config -
f racadm.cfg コマンドを使用して、書き込み用に任意の数のグループ / オブジェクトを指定する場合、インデックスは指定でき
ません。新規ユーザーは最初の使用可能なインデックスに追加されます。この動作は、メイン CMC と同じ設定での第 2 の CMC の
設定におけるより優れた柔軟性を可能にします。
Active Directory ユーザーの設定
会社で Microsoft Active Directory ソフトウェアを使用している場合、CMC にアクセス権を付与するようにソフトウェアを設定する
ことができます。これにより、ディレクトリサービスの既存ユーザーに CMC ユーザー権限を追加し、制御することが可能になりま
す。これはライセンスが必要な機能です。
メモ: 次のオペレーティングシステムでは、Active Directory を使用してユーザーを認識できます。
● Microsoft Windows 2000
● Microsoft Windows Server 2003
● Microsoft Windows Server 2008
CMC にログインするために、Active Directory を介してユーザー認証を設定できます。また、管理者が各ユーザーに特定の権限を設
定できるようにする、役割ベースの権限を提供することもできます。
サポートされている Active Directory の認証機構
Active Directory を使用して、次の 2 つの方法を使用する CMC ユーザーアクセスを定義できます。
● Microsoft のデフォルトの Active Directory グループオブジェクトのみを使用する
標準スキ
ー
マ
ソリューション。
● デル提供のカスタマイズされた Active Directory オブジェクトを持つ拡
張スキ
ー
マ
ソリューション。アクセスコントロールオブ
ジェクトはすべて Active Directory で管理されます。これにより、異なる CMC 上でさまざまな権限レベルを持つユーザーアクセ
スを設定するための最大限の柔軟性が実現します。
標準スキーマ Active Directory の概要
次の図に示すように、標準スキーマを使用して Active Directory を統合する場合は、Active Directory と CMC の両方での設定が必要
となります。
108 ユーザーアカウントと権限の設定