Users Guide
メモ: getconfig サブコマンドの詳細については、『Chassis
Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマ
ンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
RACADM は、.cfg ファイルが CMC に初めてロードされるときにそのファイルをパースして、有効なグループ名およびオブジェク
ト名が存在し、シンプルな構文規則に沿っていることを確認します。エラーはエラーを検出した行番号と共に示され、メッセージに
よりその問題が説明されます。ファイル全体が正確性のためにパースされ、すべてのエラーが表示されます。.cfg ファイルにエ
ラーが発見された場合は、CMC に書き込みコマンドは送信されません。設定を行う前に、すべてのエラーを訂正する必要がありま
す。
設定ファイルを作成する前にエラーをチェックするには、-c オプションを config サブコマンドで使用します。-c オプションを
使うと、config は構文を確認するだけで、CMC への書き込みは行いません。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
• パーサーがインデックス付けされたグループを見つけた場合、さまざまなインデックスの違いはアンカー付きオブジェクトの値
で示されます。
パーサーは、CMC からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトは、 CMC が設定され
たときに修正されたものです。修正されたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中 CMC にそのインデックスが
作成されます。
• ユーザーは .cfg ファイルの必要なインデックスを指定できません。
インデックスは、作成されたり、削除されたりします。時間と共に、使用済みおよび未使用のインデックスでグループがフラグ
メント化される可能性があります。インデックスが存在する場合は、変更されます。インデックスが存在しない場合は、最初
に使用できるインデックスが使用されます。
この方法では、管理されているすべての CMC 間でインデックスを完全に一致させる必要がないので、インデックスエントリを
柔軟に追加できます。新しいユーザーは、最初に使用可能なインデックスに追加されます。1 つの CMC で正しくパースおよび実
行される .cfg ファイルは、すべてのインデックスが一杯で新しいユーザーを追加しなければならない場合に、別の CMC では
正しく実行されない場合があります。
• 同等のプロパティを持つ CMC を両方共に設定するには、racresetcfg サブコマンドを使用します。
racresetcfg サブコマンドを使って CMC を初期のデフォルトにリセットした後、racadm config -f <filename>.cfg
コマンドを実行します。.cfg ファイルに、必要なオブジェクト、ユーザー、インデックス、およびその他のパラメータがすべ
て含まれていることを確認してください。オブジェクトとグループの完全なリストについては、『Chassis Management Controller
for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
注意: racresetcfg サブコマンドを使用して、データベースと CMC ネットワークインタフェース設定を元のデフォルト設
定にリセットし、すべてのユーザーとユーザー設定を削除します。root ユーザーは使用可能ですが、その他のユーザー設定
もデフォルト設定にリセットされます。
• racadm getconfig -f <filename> .cfg と入力すると、このコマンドは現在の CMC 設定のために .cfg ファイルを作
成します。この設定ファイルは、固有の .cfg ファイルの使用例または開始点として利用できます。
構文解析規則
• ハッシュ文字 (#) で始まる行はコメントとして取り扱われます。
コメント行は一列目から記述する必要があります。その他の列の「#」文字は単に # 文字として扱われます。
モデムパラメータでは文字列に # 文字が含まれている場合があります。エスケープ文字は必要ありません。racadm
getconfig -f <filename> .cfg コマンドで .cfg を生成し、エスケープ文字を追加せずに、racadm config -f
<filename> .cfg コマンドを異なる CMC 上で実行します。
たとえば、次のとおりです。
#
# This is a comment
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminPageModemInitString= <Modem init # not
a comment>
• グループエントリはすべて大カッコ([ と ])で囲む必要があります。
グループ名を示す最初の文字([)は 一列目になければなりません。このグループ名は、そのグループ内の他のオブジェクトよ
りも前に指定する必要があります。関連するグループ名が含まれていないオブジェクトは、エラーを生成します。構成データ
は、『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM
コマンドラインリファレンスガイド
』のデータベースプロパ
90 CMC の設定