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CMC ウェブインタフェースを使用した仮想ディスク
の作成
デフォルトでは、CMC は初期化せずに仮想ディスクを作成します。ただし、初期化せずに作成される仮想ディスクに対しては、
高速初期化オプションを選択できます。高速初期化プロセスでは、仮想ディスクの最初と最後の 8 MB がクリアされ、すべてのブ
ートレコードやパーティション情報が削除されます。高速初期化を実行するには、シャーシ設定管理者権限が必要です。
物理ディスクがシャーシに取り付けられていることを確認してください。
メモ: 仮想ディスクを削除すると、その仮想ディスクはコントローラの設定から削除されます。
仮想ディスクを作成するには次のように入力します。
1. 左ペインで、Chassis Overview(シャーシ概要) > Storage(ストレージ) > Virtual Disks(仮想ディスク) > Create(作成)
の順にクリックします。
2. 仮想ディスクの作成ページで、RAID レベルセクションから、RAID レベルを選択します。
3. 物理ディスクの選択セクションから、選択した RAID レベルに基づいて物理ディスクドライブの数を選択します。
4. 設定の構成セクションで、適切なデータを入力し、初期化および 仮想ディスクの暗号化オプションを選択してから、仮想ディ
スクの作成をクリックします。
CMC は、仮想ディスクの作成中に、初期化という新しいオプションを提供します。このオプションを利用すると、高速初期化
なしで仮想ディスクを作成することができます。デフォルトでは、仮想ディスクは高速初期化で作成されます。
初期化オプションを利用すると、初期化せずに仮想ディスクを作成できます。このオプションは、仮想ディスクの作成時に高
速初期化プロセスがデフォルトで起動するのを無効にします。
仮想ディスクの暗号化オプションを利用すると、自己暗号化ドライブ(SED)で安全な仮想ディスクを作成できます。
メモ: 仮想ディスクの暗号化オプションは、暗号化キーがコントローラの設定ページにある特定のコントローラに設定され
ている場合のみが有効にされます。
暗号化キーの管理
コントローラ上に作成される暗号またはセキュリティキーは、SED で作成される仮想ディスクを保護するために、アクセスをロッ
ク、またはロック解除されます。暗号化対応コントローラに対して 1 つのキーの暗号化のみが作成できます。暗号化キーは、コント
ローラのセットアップページで、暗号化キー識別子とパスフレーズを入力することにより作成できます。CMC を利用すると、暗号
化キーのパスフレーズを変更したり、暗号化キーを削除することもできます。
CMC ウェブインタフェースを使用した暗号化キーの作成
暗号化キーが未設定の場合に、コントローラーに対する暗号またはセキュリティキーを作成できます。
暗号化キーを作成するには、次の手順を実行します。
1. 左側のペインで、ストレージ > コントローラ > セットアップを選択してください。
2. セキュリティキードロップダウンから、セキュリティキーの作成を選択します。
ポップアップウィンドウが表示されます。
3. セキュリティキーとパスワードを入力して、OK をクリックします。
4. コントローラのセットアップページで、適用をクリックします。
暗号化キーが作成されると、セキュリティキーのステータスが有効に変更されます。
RACADM を使用した暗号化キーの作成
RACADM コマンドを実行して暗号化キーを作成するには、次の構文を使用します。
racadm raid createsecuritykey:RAID.ChassisIntegrated.1-1 -key <Key id> -passwd <passphrase>
詳細については、『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM
コマンドラインリファレンスガイド
』を参照して
ください。
シャーシストレージの管理 183