Users Guide
Table Of Contents
- Dell PowerEdge VRTX 向け Chassis Management Controller バージョン 2.2 ユーザーズ ガイド
- 目次
- 概要
- CMC のインストールと設定
- 作業を開始する前に
- CMC ハードウェアの取り付け
- 管理ステーションへのリモートアクセスソフトウェアのインストール
- ウェブブラウザの設定
- CMC への初期アクセスのセットアップ
- CMC にアクセスするためのインタフェースおよびプロトコル
- CMC ファームウェアのダウンロードとアップデート
- シャーシの物理的な場所とシャーシ名の設定
- CMC の日付と時刻の設定
- シャーシ上のコンポーネントを識別するための LED の設定
- CMC プロパティの設定
- CMC ウェブインタフェースを使用した iDRAC 起動方法の設定
- RACADM を使用した iDRAC 起動方法の設定
- CMC ウェブインタフェースを使用したログインロックアウトポリシー属性の設定
- RACADM を使用したログインロックアウトポリシー属性の設定
- 冗長 CMC 環境について
- 前面パネルの設定
- CMC へのログイン
- ファームウェアのアップデート
- CMC ファームウェアのダウンロード
- 現在インストールされているファームウェアのバージョンの表示
- CMC ファームウェアのアップデート
- シャーシインフラストラクチャファームウェアのアップデート
- サーバー iDRAC ファームウェアのアップデート
- サーバーコンポーネントファームウェアのアップデート
- ファームウェアインベントリの表示
- CMC ウェブインタフェースを使用したシャーシインベントリレポートの保存
- CMC ウェブインタフェースを使用したネットワーク共有の設定
- Lifecycle Controller のジョブ操作
- サーバーコンポーネントファームウェアのロールバック
- サーバーコンポーネントファームウェアのアップデート
- スケジュールされたサーバーコンポーネントファームウェアジョブの削除
- CMC Webインターフェイスを使用したストレージ コンポーネントのアップデート
- CMC を使用した iDRAC ファームウェアのリカバリ
- シャーシ情報の表示とシャーシとコンポーネントの正常性状態の監視
- CMC の設定
- サーバーの設定
- スロット名の設定
- iDRAC ネットワークの設定
- iDRAC 仮想 LAN タグの設定
- 最初の起動デバイスの設定
- サーバー FlexAddress の設定
- リモートファイル共有の設定
- サーバー設定複製を使用したプロファイル設定の実行
- サーバープロファイルページへのアクセス
- プロファイルの追加または保存
- プロファイルの適用
- プロファイルのインポート
- プロファイルのエクスポート
- プロファイルの編集
- プロファイルの削除
- プロファイル設定の表示
- 保存プロファイル設定の表示
- プロファイルログの表示
- 完了状態とトラブルシューティング
- プロファイルの Quick Deploy
- サーバープロファイルのスロットへの割り当て
- 起動 ID プロファイル
- 起動 ID プロファイルの保存
- 起動 ID プロファイルの適用
- 起動 ID プロファイルのクリア
- 保存起動 ID プロファイルの表示
- 起動 ID プロファイルのインポート
- 起動 ID プロファイルのエクスポート
- 起動 ID プロファイルの削除
- 仮想 MAC アドレスプールの管理
- MAC プールの作成
- MAC アドレスの追加
- MAC アドレスの削除
- MAC アドレスの非アクティブ化
- シングルサインオンを使った iDRAC の起動
- リモートコンソールの起動
- アラートを送信するための CMC の設定
- ユーザーアカウントと権限の設定
- ユーザーのタイプ
- ルートユーザー管理者アカウント設定の変更
- ローカルユーザーの設定
- Active Directory ユーザーの設定
- サポートされている Active Directory の認証機構
- 標準スキーマ Active Directory の概要
- 標準スキーマ Active Directory の設定
- 拡張スキーマ Active Directory 概要
- 拡張スキーマ Active Directory の設定
- 汎用 LDAP ユーザーの設定
- シングルサインオンまたはスマートカードログイン用 CMC の設定
- CMC にコマンドラインコンソールの使用を設定する方法
- FlexAdress および FlexAddress Plus の使用
- ファブリックの管理
- 電力の管理と監視
- シャーシストレージの管理
- ストレージコンポーネントの状態の表示
- ストレージトポロジの表示
- CMC ウェブインタフェースを使用した SPERC のフォールトトレランストラブルシューティング情報の表示
- CMC ウェブインタフェースを使用したスロットへの仮想アダプタの割り当て
- ストレージコントローラでのフォールトトレランス
- セキュリティキーの不一致
- CMC ウェブインタフェースを使用したコントローラプロパティの表示
- RACADM を使用したコントローラプロパティの表示
- ストレージコントローラの設定
- 共有 PERC コントローラ
- CMC ウェブインタフェースを使用した RAID コントローラの有効化または無効化
- RACADM を使用して RAID コントローラの有効または無効にする
- RACADM を使用した外付け RAID コントローラのフォールトトレランスを有効または無効にする
- CMC ウェブインタフェースを使用した物理ディスクプロパティの表示
- RACADM を使用した物理ディスクドライブプロパティの表示
- 物理ディスクと仮想ディスクの識別
- CMC Webインターフェイスを使用したグローバル ホット スペアの割り当て
- RACADM を使用したグローバルホットスペアの割り当て
- 物理ディスクの回復
- CMC ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクプロパティの表示
- RACADM を使用した仮想ディスクプロパティの表示
- CMC Webインターフェイスを使用した仮想ディスクの作成
- 暗号化キーの管理
- 仮想ディスクの暗号化
- 外部設定のロック解除
- 暗号消去
- 仮想ディスクへの仮想アダプタアクセスポリシーの適用
- CMC ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクプロパティの変更
- エンクロージャ管理モジュール
- CMC ウェブインタフェースを使用したエンクロージャプロパティの表示
- PCIe スロットの管理
- トラブルシューティングとリカバリ
- LCD パネルインタフェースの使用
- よくあるお問い合わせ(FAQ)
次を設定することができます。
● システム入力電力の上限
● 冗長性ポリシー
● 電源装置の動的制御を有効にする
● シャーシ電源ボタンの無効化
● 最大電力節減モード
● リモート電力ログ
● リモート電力ログの間隔
● サーバーベースの電源管理
● AC 電源リカバリを無効にする
節電と電力バジェット
CMC は、ユーザー設定の電力最大制限に到達すると、節電を実行します。電力に対する需要がユーザー設定のシステム入力電力
上限を越えると、CMC は優先順位の高いサーバーおよびシャーシ内のその他モジュールのために電力を解放するために、優先順
位の低いサーバー順にサーバーへの電力を削減します。
シャーシ内のすべて、または複数のスロットが同じ優先度レベルに設定されている場合、CMC はスロット番号の低い順にサーバ
ーの電力を削減します。たとえば、スロット 1 と 2 のサーバーの優先順位が同じである場合、スロット 1 のサーバーの電力が先に
削減され、次にスロット 2 のサーバーの電力が削減されます。
メモ: シャーシ内の各サーバーに 1 から 9 の番号を割り当てることによって、それぞれの優先度レベルを割り当てることがで
きます。すべてのサーバーのデフォルト優先度レベルは 1 です。番号が低くなるほど、優先度レベルは高くなります。
電力バジェットは、2 台の PSU セットのうち最も弱い PSU の最大値に制限されます。
システム入力電力上限
値を越える AC 電力バ
ジェット値を設定しようとすると、CMC がエラーメッセージを表示します。電力バジェットは 4800W に制限されています。
最大節電モード
これは、グリッド冗長性または PSU 冗長性のために有効化されます。CMC は以下の場合に最大節電を実現します。
● 最大節電モードが有効化されている。
● UPS デバイスにより発行された自動コマンドラインスクリプトが、最大節電モードを有効化する。
最大節電モードでは、すべてのサーバーが最低限の電力レベルで動作し始め、その後のサーバー電力割り当て要求はすべて拒否さ
れます。このモードでは、電源投入されたサーバーのパフォーマンスが劣化する可能性があります。追加サーバーには、その優先
順位にかかわらず、電源を投入することはできません。
最大節電モードがクリアされると、システムがフルパフォーマンス状態に戻ります。
メモ: シャーシ上で最大節電モード(MPCM)が有効になっていると、ブレードサーバーからのすべての電源要求は拒否され
ます。iDRAC でアクションが発生しているか、ブレードサーバーでホストに電源サイクルの開始を要求している場合、ブレー
ドサーバーに電源は入りません。
電源バジェットを維持するためのサーバー電力の低減
CMC は、システムの消費電力量をユーザー設定の
システム入力電力制限
の範囲内に維持するために追加の電力が必要なとき、優
先順位の低いサーバーへの電力割り当てを削減します。たとえば、新しいサーバーが起動すると、CMC は新しいサーバーにより
多くの電力を供給するため、優先順位が低いサーバーへの電力を削減することがあります。優先順位の低いサーバーへの電力割り
当てを削減した後も電力量が不十分である場合は、CMC は新しいサーバーへの電力投入に十分な電力が解放されるまで、サーバ
ーのパフォーマンスを低下させます。
CMC は次の 2 つの場合にサーバーの電力割り当てを削減します。
● 合計消費電力量が設定可能な
システム入力電力制限
を超える場合。
● 非冗長構成で電力障害が発生した場合。
電力の管理と監視 171