Users Guide

メモ:
CMC の電力が不足すると、CMC はライドスルーモードの全アダプタをオフにすることで、これら
のアダプタに割り当てられているすべての電力を開放します。電源が復旧されると、PCIe スロット
に電力が再度割り当てられます。この電力復元により、カードは遅延なくサーバー割り当ての準備
完了状態になります。
共有モードとして電源が入っているすべての外部 PCIE アダプタはライドスループロセスから除外
されます。共有デバイスとして共有アダプタの電源がオンになると、シャーシの電源がオフになる
まで、電源オン状態のままです。
CMC ウェブインタフェースを使用した PCIe ライドスループロパティの表示
PCIe ライドスループロパティを表示するには、左側のペインで シャーシ概要PCIe 概要 をクリックしま
す。PCIe 状態 ページが表示されます。一般設定 セクションに次の PCIe ライドスループロパティ状態が表
示されます。
ライドスルー状態 有効または無効
ライドスルータイムアウト ライドスルー機能が有効化されている時間を示します。
RACADM を使用した PCIe ライドスループロパティ状態の表示
PCIe 電源ライドスループロパティに関する情報を表示するには、次のコマンドを入力します。
racadm getpciecfg –r
詳細については、Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレ
ンスガイド』を参照してください。
CMC ウェブインタフェースを使用した PCIe ライドスループロパティの設定
CMC VRTX PCIe ライドスループロパティを設定するには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで シャーシ概要セットアップライドスルー とクリックします。
PCIe ライドスルー設定 ページが表示されます。
2. PCIe ライドスルー機能を有効化または無効化するには、PCIe ライドスルーの有効化 オプションを選択
またはクリアします。
メモ: デフォルトではライドスルー機能が有効化されており、期間は 300 秒に設定されています。
3. タイムアウト フィールドに、ライドスルー機能を有効にする時間を入力します。
ゼロ(0)または 601800 秒の値を入力します。ゼロは無限のタイムアウトを示します。
4. 適用 をクリックします。
RACADM を使用した PCIe ライドスループロパティ状態の設定
PCIe 電源ライドスループロパティは、次のコマンドを実行することによって設定できます。
ライドスルー機能を無効にするには、racadm setpciecfg ridethru-d コマンドを実行します。
ライドスルー機能を有効にするには、racadm setpciecfg ridethru –e コマンドを実行します。
ライドスルータイムアウトプロパティをリセットするには、racadm setpciecfg ridethru-
t<timeout> コマンドを実行します。
許容タイムアウト範囲を設定するには、racadm setpciecfg help ridethru コマンドを実行しま
す。
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