Users Guide

については、dell.com/support/Manuals にある『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX
RACADM
コマンドラインリファレンスガイド)を参照してください。
サーバーに対する PCIe デバイスの現在の割り当てを表示するには、次のコマンドを実行します。
racadm getpiecfg -a
FQDD を使用して PCIe デバイスのプロパティを表示するには、次のコマンドを実行します。
racadm getpciecfg [-c <FQDD>]
たとえば、PCIe デバイス 1 のプロパティを表示するには、次のコマンドを実行します。
racadm getpciecfg -c PCIE.ChassisSlot.1
サーバースロットに PCIe アダプタスロットを割り当てるには、次のコマンドを実行します。
racadm setpciecfg assign [-c <FQDD>] [i <server slot>]
たとえば、サーバースロット 2 PCIe スロット 5 を割り当てるには、次のコマンドを実行します。
racadm setpciecfg assign -c PCIE.ChassisSlot.5 -i 2
サーバーから PCIe スロット 3 の割り当てを解除するには、次のコマンドを実行します。
racadm setpciecfg unassign -c pcie.chassisslot.3
PCIe 電源ライドスルー
CMC VRTX 内の新しく割り当てられた PCIe カードは、サーバーノードへの電源投入前に検出および初期化
する必要があります。検出および初期化プロセスには次の手順が含まれます。
取り付けられたカードの検出とインベントリ
サーバーモジュールへの公開のための PCIe カードの準備
サーバー BIOS による設定のための複数のカードの準備
ブレードノードへの電源投入前の全カードの初期化
これらのプロセスはすべて完了に数秒かかるため、PCIe カードの初期化に遅延を生じます。CMC VRTX
PCIe ライドスルー機能は、このプロセスのサイクル時間を短縮します。PCIe ライドスルー機能は、次を可
能にします。
サーバーノードへの電源投入が迅速化されるため、PCIe カードへの電源投入も迅速化されます。
次のシナリオにおいて、PCIe カードの電源オン状態が事前設定された時間分延長されます。
関連するサーバーの電源がオフになった後
アダプタ検出プロセスの終了後
メモ: 期間終了時、PCIe カードの電源がオフになります。ライドスルーモードのアダプタはすべて、
シャーシのドアが開いたときにも常に電源が切れます。
カードの電源オン準備完了状態は、検出プロセス後、事前設定された時間分延長されます。この延長によ
り、一般タイプのパワーサイクルシナリオの遅延を排除することができます。カードは、ノード割り当て
と電源投入を待つ準備完了状態のままとなります。カードは設定時間を超えると電源オフになります
232