Users Guide
連邦情報処理標準(FIPS)
米国連邦政府の機関および請負契約業者は、通信インタフェースを搭載したすべてのアプリケーションでコンピュータのセキュリティ規格 Federal
Information Processing Standards(FIPS)
を使用します。140-2 は、レベル 1、レベル 2、レベル 3、レベル 4 の 4 つのレベルで構成されています。FIPS
140-2 シリーズは、すべての通信インタフェースに次のセキュリティプロパティが必要であると規定しています。
• 認証
• 機密性
• メッセージの整合性
• 否認防止
• 可用性
• アクセス制御
プロパティのいずれかが暗号アルゴリズムに依存している場合は、FIPS がこれらのアルゴリズムを承認する必要があります。
デフォルトでは、FIPS モードは無効になっています。FIPS が有効になっている場合、OpenSSL FIPS の最小キーサイズは SSH-2 RSA 2048 ビットで
す。
メモ
: シャーシで FIPS モードが有効になっている場合、PSU ファームウェアアップデートはサポートされません。
詳細については、『CMC オンラインヘルプ』を参照してください。
次の機能/アプリケーションは FIPS をサポートします。
• Web GUI
• RACADM
• WSMan
• SSH v2
• SMTP
• Kerberos
• NTP クライアント
• ネットワーク ファイルシステム
メモ
: SNMP は FIPS に準拠していません。FIPS モードでは Message Digest Algorithm 5(MD5)認証以外のすべての SNMP 機能が機
能します。
CMC ウェブインタフェースを使用した FIPS モードの有効化
FIPS を有効にするには、次の手順を実行します。
1 左ペインで シャーシ概要 をクリックします。
シャーシの正常性ページが表示されます。
2 メニューバーで ネットワークをクリックします。
ネットワーク設定 ページが表示されます。
3 連邦情報処理標準(FIPS)セクションで、FIPS モードドロップダウンメニューから、有効化を選択してください。
FIPS を有効にするとリ CMC がデフォルト設定にリセットされることを通知するメッセージが表示をされます。
4 OK をクリックして続行します。
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CMC の設定