Users Guide
FlexAddress の設定
FlexAddress はオプションのアップグレードで、工場出荷時にサーバーモジュールに割り当てられた WWN/MAC ID を、シャーシ提供の WWN/MAC ID
に置き換えることを可能にします。
メモ: racresetcfg サブコマンドを使用して、CMC の Flex Address を工場出荷時設定の「無効」にリセットすることができます。RACADM
構文は、次のとおりです。
racadm racresetcfg -c flex
FlexAddress 関連の RACADM コマンドの詳細およびその他工場出荷時のデフォルト設定についてのデータは、dell.com/cmcmanuals から
入手可能の『
Dell Chassis Management Controller for PowerEdge FX2/FX2s RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』を参照して下
さい。
設定を始める前に、サーバーの電源を切る必要があります。FlexAddress はファブリック単位で有効化または無効化できます。さらに、この機能はスロット
単位でも有効化または無効化が可能です。ファブリック単位で機能を有効化した後、有効化するスロットを選択できます。例えば、ファブリック A が有効
化されていると、有効化されたスロットではいずれもファブリック
A でのみ FlexAddress が有効になります。その他すべてのファブリックは、サーバーで工場
出荷時割り当ての WWN/MAC を使用します。
メモ
: FlexAddress 機能が特定のサーバーモジュール上に初めて導入されたときは、FlexAddress を有効にするために電源切断および投入シ
ーケンスが必要です。イーサネットデバイスの FlexAddress はサーバーモジュール BIOS によってプログラムされます。サーバーモジュール BIOS
がアドレスをプログラムするには、サーバーモジュール BIOS が動作可能である必要があり、これにはサーバーモジュールに電源投入する必要
があります。電源切断および投入シーケンスが完了すると、シャーシ割り当ての MAC ID が Wake-On-LAN(WOL)機能用に使用できるよ
うになります。
シャーシレベルのファブリックおよびスロット用 FlexAddress の設定
FlexAddress 機能は、ファブリックおよびスロット用にシャーシレベルで有効化または無効化することができます。FlexAddress は、ファブリックごとに有効化
され、次に機能に参加させるスロットが選択されます。
FlexAddress を正常に設定するには、ファブリックおよびスロットの両方が有効化されている必要が
あります。
ワールドワイド名またはメディアアクセスコントロール ID の表示
WWN/MAC Summary(WWN/MAC 概要) ページでは、シャーシ内のスロットのワールドワイド名(WWN)設定とメディアアクセスコントロール
(MAC)アドレスを表示できます。
コマンドメッセージ
次の表に、RACADM コマンドと、一般的な FlexAddress 状況における出力をリストします。
表 26. FlexAddress コマンドと出力
状況 コマンド 出力
CMC モジュール内の SD カードが別のサー
ビスタグにバインドされている。
$racadm featurecard -s
The feature card inserted is
valid and contains the following
feature(s)
FlexAddress: bound to another
chassis, svctag = <Service tag
FlexAdress および FlexAddress Plus カードの使用
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