Users Guide
RACADM を使用した SNMP トラップアラート送信先の設定
RACADM を使用して IP アラート送信先を設定するには、次の手順を実行します。
1 シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインします。
メモ: SNMP と E-メールアラートの両方とも、設定できるフィルタマスクは 1 つだけです。フィルタマスクを既に選択している場合は、手順
2 を省略することができます。
2 アラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingEnable 1
3 トラップアラートを有効にします。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsEnable 1 -i <index>
ここで、<index> は 1~4 の値です。CMC はインデックス番号を使用して、トラップアラート用の設定可能送信先を最大 4 つまで識別します。送
信先は適切にフォーマットされた数値アドレス(IPv6 または IPv4)、または完全修飾ドメイン名(FQDN)で指定できます。
4 トラップアラートの送信先 IP アドレスを指定します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsAlertDestIPAddr <IP address> -i <index>
ここで、<IP address> は有効な IP アドレスで、<index> は手順 3 で指定したインデックス値です。
5 コミュニティ名を指定します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsCommunityName <community name> -i <index>
ここで <community name> はシャーシが属する SNMP コミュニティの名前で、<index> は手順 4 および 5 で指定したインデックス値です。
メモ: CMC はデフォルトの SNMP コミュニティ文字列に public を使用しています。高いセキュリティを確保するため、デフォルトのコミュニ
ティ文字列を変更し、空以外の値を設定することをお勧めします。
トラップアラートの送信先 IP アドレスは 4 つまで設定できます。送信先をさらに追加するには、手順 2~5 を繰り返します。
メモ: 手順 2~5 のコマンドは、指定されたインデックス(1~4)の既存設定のすべてを上書きします。インデックスに以前設定した値があ
るかどうかを判断するには、
racadm getconfig -g cfgTraps -i <index> を入力します。インデックスが設定されていると、
cfgTrapsAlertDestIPAddr および cfgTrapsCommunityName オブジェクトに対して値が表示されます。
6 アラート送信先へのイベントトラップをテストするには、次を入力します。
racadm testtrap -i <index>
ここで、<index> は 1~4 の値で、テストするアラート送信先を表します。
インデックス番号がわからない場合は、次を入力します。
racadm getconfig -g cfgTraps -i <index>
E-メールアラートの設定
CMC が環境についての警告やコンポーネント障害などのシャー シイベントを検出した場合、1 つ、または複数の E-メールアドレスに E-メールアラートを送
信するように設定できます。
CMC の IP アドレスから送信された E-メールを受け入れるように SMTP E-メールサーバーを設定する必要があります。この機能は通常、セキュリティ上、
ほとんどのメールサーバーでオフになっています。これをセキュアな方法で行うための手順は、
SMTP サーバーに同梱のマニュアルを参照してください。
メモ
: メールサーバーが Microsoft Exchange Server 2007 である場合、CMC から電子メールアラートを受信するには、そのメールサーバー
用に CMC ドメイン名が設定されていることを確認してください。
メモ: E-メールアラートは IPv4 および IPv6 アドレスの両方をサポートします。IPv6 を使用する場合には、DRAC DNS ドメイン名を指定する
必要があります。
アラートを送信するための CMC の設定
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