Users Guide
CMC は 1+1、2+1、3+1 という 3 つのレベルの電源装置の冗長性をサポートします。このオプションを使うと、1 台の PSU に障害が発生しても耐えられるように、追加の PSU が常に接続された状
態になります。 図8-4 には、最初の 4 つの PSU スロットに 4 台の PSU がある構成が示されていますが、CMC では指定された PSU スロット位置に 4 台の PSU が存在する必要はありません。
DPSE (動的電源供給) を使用すると、PSU をスタンバイ状態にできます。
スタンバイ状態は物理的な状態 (OFF) を表します。DPSE を有効にすると、余剰 PSU はスタンバイモードになり、効率アップと節電につながります。
図 8-4 電源装置の冗長性: 3+1 の PSU 冗長性
冗長性なしモード
冗長性なしモードは、3 台の PSU 構成の工場出荷時のデフォルトであり、シャーシに電源の冗長性が設定されていないことを示します。この構成のとき、シャーシの全体的な冗長性が常に冗長性なし
であることを示します。
図8-5 には、最初の 3 つの PSU スロットに 3 台の PSU の設定が含まれていますが、CMC では指定の PSU スロットの位置に 3 台の PSU ユニットが存在する必要はありません。
図 8-5 冗長性なし
1 台の PSU で障害が発生すると、シャーシの電源割り当てをサポートするために、必要に応じて他の PSU がスタンバイモードが解除されます。4台の PSU がありそのうち 1 台で障害が発生すると、
4 台目の PSU がオンラインになります。シャーシには最大 6 台の PSU をオンラインにできます。
DPSE を有効にすると、余剰 PSU がスタンバイモードにされ、効率アップと節電につながります。
ハードウェアモジュールの電力バジェット
図8-6 には、6 台の PSU 構成のシャーシが示されています。PSU は、エンクロージャの左端から 1 ~ 6 の番号が付けられています。
メモ: シャーシ内のすべてのアクティブな PSU は オンライン としてリストされており、電源効率を高めるために余剰 PSU はオフになっています。また、DPSE が有効な場合は、スタンバイ
のマークが付いています。DPSE が 冗長性なし モードで無効になっている場合、シャーシ内のすべての PSU は オンライン としてリストされています。