Users Guide
l 2+2 AC 冗長性レベル — 2 台以上の PSU が各 AC グリッドに接続されています。
図 8-2 2+2 冗長性レベル
l 3+3 AC 冗長性レベル — 3 台の PSU が各電力グリッドに接続されています。3 台の PSU でエンクロージャ全体に電源を供給できるため、この構造は AC グリッドにエラーが発生してもエ
ンクロージャへの電力を失うことなく影響も受けません。
図 8-3 3+3 冗長性レベル
電源装置冗長モード
電源装置冗長モードは冗長電源グリッドがない場合に便利ですが、ユーザーは 1 台の PSU の障害でモジュラーエンクロージャのサーバーが停止しないようにする対策が必要です。この目的で、1 台
の PSU の容量がオンライン予約されています。これによって、電源装置の冗長性プールが作成されます。
このプール外で取り付けられた PSU は使用されません。プール内のいずれかの PSU で障害が発生した場合に、これらの PSU が冗長性プールに取り込まれます。
電源装置の冗長性レベル
メモ: この構成で 1 台の PSU に障害が発生すると、障害側の残りの 2 台の PSU に オンライン のマークが付きます。この状態で、残りの PSU のいずれかに障害が発生しても、システム
の動作が中断されることはありません。PSU に障害が発生すると、シャーシの正常性に非重要のマークが付きます。小さいグリッドでシャーシ電源をすべて割り当てることができない場合は、
AC 冗長性は 冗長性なし と報告され、シャーシの正常性は 重要 と表示されます。
メモ: すべてのブレードを操作するのにシャーシで必要な PSU は 3 台だけです。ただし、AC 冗長性をサポートするには、バランスのとれた PSU セットが必要です。つまり、半分は電源の供
給能力を計算する場合に使用し、残りの半分は AC 冗長性を確保するのに使用します。インストールした PSU の台数がサーバーを操作するのに必要な数よりも少ない場合、冗長性は 冗長
性なし と報告されるか、サーバーで電源を入れることができない可能性があります。