Users Guide
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I/O ファブリック管理
Dell™ChassisManagementControllerファームウェアバージョン 2.10 ユーザーガイド
ファブリック管理
無効な構成
初期電源投入シナリオ
IOM 正常性の監視
シャーシは、最大 6 つのパススルーまたはスイッチ方式の I/O モジュール(IOMs)を収容できます。
これらの IOM は A、B、C という 3 つのグループに分類されます。各グループには、スロット 1 とスロット 2 があります。スロットには、シャーシの背面に左から右へ A1 | B1 | C1 | C2 | B2 | A2
と文字が割り当てられています。各サーバーは IOM に接続するためのメザニンカード(MC)用スロットを 2 つ持ちます。各 MC とそれに対応する IOM は同じファブリックでなければなりません。
シャーシは 3 つのファブリックまたはプロトコルタイプをサポートします。グループ内の IOM および MC は同一または互換性のあるファブリック タイプでなければなりません。
l グループ A IOMS は常にサーバーのオンボード Ethernet アダプタに接続されているので、グループ A のファブリックタイプは常に Ethernetです。
l グループ B については、IOM スロットは各サーバーモジュールの最初の MC(メザニンカード)スロットに永久的に接続されています。
l グループ C については、IOM スロットは各サーバーモジュールの 2 つめの MC(メザニンカード)に永久的に接続されています。
各 MC は 2 つの外部リンクをサポートしています。たとえば、最初の MC では、最初のリンクは永続的にグループ B のスロット 1 の IOM に接続し、2 番目のリンクは永続的にグループ B のスロット
2 の IOM に接続しています。
ファブリック管理
ファブリック管理は、シャーシの確立されているファブリック タイプと互換性のないファブリックタイプを持つ IOM および MC のインストールにより起こる電気的、構成上、または接続性の問題を避ける
役に立ちます。無効なハードウェア構成は、シャーシまたはそのコンポーネントに電気的または機能上の問題を引き起こす可能性があります。ファブリック管理は、電源投入による無効な構成を防止しま
す。
図10-1 は、シャーシ内の IOM の位置を表示します。各 IOM の位置は、グループ番号(A、B、C)とスロット番号(1 または 2)で示されます。シャーシ上で、IOM スロット名は A1、A2、B1、B2、
C1、C2 とマークされています。
図 10-1 IOM の位置を示すシャーシの背面図
メモ: CMC CLI では、IOM は慣習的に switch-n と命名されます
(A1=switch-1、A2=switch-2、B1=switch-3、B2=switch-4、C1=switch-5、C2=switch-6)。