Users Guide
Internet Explorer でアニメーションの再生
ウェブインタフェースとの間でファイルが送受信される際、ファイル転送アイコンが回転して転送が行われていることを示します。Internet Explorer では、このためにはブラウザがアニメーションを再
生するように設定されていることが必要です(デフォルト設定)。
以下の手順に従って、アニメーションを再生するように Internet Explorer を設定してください。
1. Internet Explorer を起動します。
2. ツール® インターネット オプション をクリックしてから、 接続 をクリックします。
3. マルチメディア セクションにスクロールして、Web ページのアニメーションを再生する を選択します。
CMC への初期アクセスの設定
CMC をリモート管理するには、CMC を管理ネットワークに接続してから CMC ネットワーク設定を行います。CMC ネットワークの設定方法については、「CMC ネットワークの設定」を参照してくださ
い。この初期設定によって、CMC へのアクセスを可能にするための TCP/IP ネットワークパラメータが割り当てられます。
CMC が管理ネットワークに接続されると、CMC と iDRAC への外部アクセスはすべて CMC 経由で行われます。一方、管理サーバーへのアクセスは I/O モジュール(IOM)へのネットワーク接続を
介して行われます。これによって、アプリケーションネットワークを管理ネットワークから分離できます。
シャーシが1つの場合は、CMC およびスタンバイ CMC(存在する場合)を管理ネットワークに接続します。シャーシが複数存在する場合は、各 CMC を管理ネットワークに接続する基本接続と、シャー
シを直列式に接続し、1 つの CMC のみを管理ネットワークに接続するデイジーチェーン接続のいずれかを選択できます。基本接続タイプは管理ネットワーク上のポートの使用数が多く、冗長性が高い
という特徴を持ちます。デイジーチェーン接続タイプでは管理ネットワーク上のポート数は少なくなりますが、CMC 間の依存性が生じるため、システムの冗長性が低くなります。
CMC の基本的なネットワーク接続
最大限の冗長性を得るためには、各 CMC を管理ネットワークに接続してください。シャーシに CMC が 1 つしかない場合は、管理ネットワークへの接続数は 1 つです。シャーシのセカンダリ CMC ス
ロットに冗長 CMC がある場合は、管理ネットワークの 接続数は 2 つです。
各 CMC には、GB1(アップリンクポート)および STK(スタックポート)の 2 つの RJ-45 Ethernet ポートがあります。基本的なケーブル接続では、GB1 ポートを管理ネットワークに接続し、STK ポー
トは使用しません。
デイジーチェーン CMC ネットワーク接続
ラックに複数のシャーシがある場合は、4 つまでのシャーシをデイジーチェーン接続することで管理ネットワークへの接続数を削減できます。4 つのシャーシのそれぞれが 1 つずつ 冗長 CMC を持つ
場合は、デイジーチェーン接続によって管理ネットワークへの接続数を 8 つから 2 つに減らすことができます。各シャーシが 1 つずつしか CMC を持たない場合には、接続数は 4 つから 1 つに減り
ます。
シャーシをデイジーチェーン接続する場合、GB1 が 「アップリンク」ポート、STK が「スタック」ポートとなります。GB1 ポートは管理ネットワークに接続するか、ネットワークに近い方のシャーシにある
CMC の STK ポートに接続します。STK ポートは、ネットワークから遠い方のシャーシにある CMC の GB1 ポートにのみ接続してください。
プライマリ CMC スロットにある CMC とセカンダリ CMC スロットにある CMC は別々にデイジーチェーン接続します。
図2-1 は、それぞれプライマリとセカンダリスロットに CMC を持つ 4 つのシャーシをデイジーチェーンした場合のケーブル接続を示します。
メモ: デルでは、iDRAC および CMC を使って実稼動ネットワークからシャーシ内の管理ネットワークを隔離 / 分離するというベストプラクティスをお勧めします。この管理ネットワーク上で管
理および実稼動 / アプリケーショントラフィックが混在すると、輻輳 / 飽和状態が発生し、CMC および iDRAC の通信遅延が起こります。遅延が起こると、iDRAC が稼動中であっても CMC
が iDRAC をオフライン状態と見なしたりするといった予期しないシャーシ動作が発生し、他の不要な動作が発生する原因になります。管理ネットワークを物理的に分離することができない場合
は、CMC および iDRAC トラフィックをそれぞれ異なる VLAN に分離するというオプションもあります。CMC と個々の iDRAC ネットワークインタフェースは、racadm setniccfg コマンドを
用いて VLAN を使用するように設定することもできます。詳細については、『Dell Chassis Management Controller 管理者リファレンスガイド』を参照してください。
注意: STK ポートを管理ネットワークに接続すると、予期しない結果が発生 する可能性があります。