Users Guide
FlexAddress 機能を正しく導入するには、BIOS とファームウェアを以下の順序でアップデートしてください。
1. メザニンカードのファームウェアと BIOS をすべてアップデートします。
2. サーバーモジュールの BIOS をアップデートします。
3. サーバーモジュールの iDRAC ファームウェアをアップデートします。
4. シャーシ内の CMC ファームウェアをすべてアップデートします。冗長 CMC がある場合は、必ず両方をアップデートしてください。
5. 冗長 CMC モジュールシステムではパッシブモジュールに、冗長なしのシステムでは CMC モジュール 1 つに SD カードを挿入します。
SD カードのインストール手順については、『Chassis Management Controller (CMC) セキュアデジタル (SD) カード技術仕様』を参照してください。
SD 機能カードがインストールされていると、CMC の再起動時に FlexAddress 機能は自動的に有効になり、現在のシャーシにバインドされます。SD カードを冗長 CMC システムにインストールした
場合は、冗長 CMC がアクティブになるまで FlexAddress 機能は有効になりません。冗長 CMC をアクティブにする方法については、『Chassis Management Controller (CMC) セキュアデジ
タル (SD) カード技術仕様』を参照してください。
CMC が再起動したら、「FlexAddress 有効化の検証」のセクションの手順に従い、アクティベーションプロセスを検証します。
FlexAddress 有効化の検証
FlexAddress の正しい有効化を確認するために、RACADM コマンドを使用して、SD 機能カードおよび FlexAddress 有効化を検証します。
SD 機能およびそれのステータスを検証するには、以下の RACADM コマンドを使用します。
racadm featurecard -s
下記の表では、コマンドによって返されるステータスメッセージが記載されています。
表 6-1 featurecard -s コマンドによって返されるステータスメッセージ
PowerEdge M905
PowerEdge M610
PowerEdge M710
PowerEdgeM600/M605 LAN on motherboard (LOM)
ブートコードファームウェア 4.4.1 以降
iSCSI ブートファームウェア 2.7.11 以降
iDRAC
PowerEdge xx0x システムのバージョン 1.50 以降
PowerEdge xx1x システムのバージョン 2.10 以降
CMC
バージョン 1.11 以降
メモ: 2008年6月以降に発注したシステムには、正しいバージョンのファームウェアが装備されます。
メモ: FlexAddress をサポートする CMC ファームウェア(バージョン 1.10 以降)がインストールされていないと、FlexAddress の機能は有効になりません。
メモ: FlexAddress 機能は SD カードに格納されています。システム機能障害の発生を防ぐため、SD カードに格納されているデータは暗号化されており、いかなる複製や変更も禁止されて
います。
メモ: SD カードはシャーシ 1 台につき 1 枚のみ使用できます。シャーシが複数台ある場合は、必要な台数分の SD カードを別途購入してください。
ステータスメッセージ
操作
機能カードが挿入されていません。
SD カードが正しく CMC に挿入されていることを確認してください。冗長 CMC 構成では、SD 機能カードが取り付けられて
いる CMC がスタンバイ CMC ではなく、アクティブ CMC であることを確認します。
挿入されている機能カードは有効で、次の FlexAddress 機能が含ま
れています。機能カードはこのシャーシにバインドされています。
処置の必要はありません。