Users Guide
Kerberos 認証を使用するには、ネットワークには次の項目が必要です。
l DNS サーバー
l Microsoft Active Directory®サーバー
l Kerberos キー配付センター(Active Directory サーバーソフトウェアに同梱)
l DHCP サーバー(推奨)
l DNS サーバー用のリバースゾーンには Active Directory サーバーと CMC 用のエントリが必要
クライアントシステム
l Smart Card でログインする場合は、クライアントシステムには Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能なプログラムが必要です。詳細については、
www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=32BC1BEEA3F9-4C13-9C99-220B62A191EE&displaylang=en を参照してください。
l シングルサインオンと Smart Card ログインでは、クライアントシステムは Active Directory ドメインと Kerberos 領域の一部でなければなりません。
CMC
l CMC にはファームウェアバージョン 2.10 以降が必要
l 各 CMC には Active Directory アカウントが必要
l CMC は Active Directory ドメインと Kerberos 領域の一部でなければなりません。
設定の実行
必要条件
l Active Directory(AD)の Kerberos 領域とキー配付センター(KDC)が設定済みである(ksetup)。
l クロックドリフトやリバースルックアップの問題を回避するための強力な NTP および DNS インフラストラクチャ
l 認証されたメンバーを含んだ CMC 標準スキーマロールグループ
Active Directory の設定
アカウント オプションの CMC プロパティ ダイアログボックスで、以下の設定を行います。
l アカウントは委任に対 して信頼されている — CMC は、このオプションを選択するときに作成される、転送された資格情報を現在使用していません。このオプションは、他のサービス条件に
よって、選択できる場合とできない場合があります。
l アカウントは重要なので委任できない — このオプションは、他のサービス条件によって、選択できる場合とできない場合があります。
l このアカウントに Kerberos DES 暗号化を使う — このオプションを選択します。
l Kerberos 事前認証を必要としない — このオプションは選択しません。
Microsoft Windows の一部である ktpass ユーティリティをドメインコントローラ(Active Directory サーバー)上で実行し、ここで CMC を Active Directory 内のユーザーアカウントにマッピン
グします。例:
C:\>ktpass -princ HTTP/cmcname.domain_name.com@REALM_NAME.COM -mapuser dracname -crypto DES-CBC-MD5 -ptype KRB5_NT_PRINCIPAL -pass * -out
c:\krbkeytab
メモ: メモ: Windows 2003 で Active Directory を使用する場合は、クライアントシステムに最新のサービスパックとパッチがインストールされていることを確認してください。
Windows 2008 で Active Directory を使用する場合は、SP1 と次のホットフィックスがインストールされていることを確認してください。
KTPASS ユーティリティ用 Windows6.0-KB951191-x86.msu。このパッチがないと、ユーティリティで不良な keytab ファイルが生成されます。
LDAP バインド中に GSS_API および SSL トランザクションに使用する Windows6.0-KB957072-x86.msu。
メモ: cmcname.domainname.com には RFC の要求に従って小文字を使用し、領域名 @REALM_NAME には大文字を使用します。さらに、CMC では Kerberos 認証用の DES-CBC-
MD5 タイプの暗号化もサポートされています。