Users Guide
管理操作を行うには、システム管理者 の権限が必要となります。CMC ソフトウェアには、ユーザーアカウントをパスワード保護するセキュリティ機能が搭載されていますが、システム管理者アカウント
のパスワードをお忘れになった場合、この機能を無効にすることができます。システム管理者アカウントのパスワードを忘れた場合、CMC ボードの PASSWORD_RSET ジャンパを利用して回復するこ
とができます。
CMC ボードには、「図11-1」で示すように、2 ピンのパスワードリセットコネクタが搭載されています。リセットコネクタにジャンパが取り付けられている場合、デフォルトのシステム管理者アカウントおよ
びパスワードが有効になり、ユーザー名: root および パスワード: calvin に設定されます。システム管理者アカウントは、アカウントが削除された場合やパスワードが変更された場合でも、リセットさ
れます。
1. ハンドルに付いている CMC リリースラッチを押し、ハンドルを回してモジュールの前面パネルから離します。CMC モジュールをエンクロージャから引き出します。
2. パスワードリセットコネクタからジャンパプラグを取り外し、2 ピンのジャンパを取り付けて、デフォルトのシステム管理者アカウントを有効にします。CMC ボード上のパスワードジャンパの位置に
ついては、「図11-1」 を参照してください。
図 11-1 パスワードリセットジャンパの位置
表 11-15 CMC パスワードジャンパの設定
3. CMC モジュールをエンクロージャの中に入れます。切断したケーブルをすべて再接続します。
4. GUI インターフェースを利用して次の手順に従い、モジュールをアクティブにします。
a. シャーシ ページに移動し、電源管理
タブの 制御 サブタブをクリックします。
b. CMC のリセット(ウォームブート) ボタンを選択します。
c. 適用 をクリックします。
5. CMC が自動的に冗長モジュールにフェールオーバーし、そのモジュールがアクティブになります。デフォルトのシステム管理者ユーザー名(root)およびパスワード(calvin)を使用してアクテ
ィブな CMC にログインします。必要に応じて、ユーザーアカウントの設定を復元します。既存のアカウントおよびパスワードは無効にならず、アクティブなままとなります。
アカウントの更新を完了したら、2 ピンジャンパを取り外し、ジャンパプラグを元に戻します。
1. ハンドルに付いている CMC リリースラッチを押し、ハンドルを回してモジュールの前面パネルから離します。CMC モジュールをエンクロージャから引き出します。
2. 2 ピンジャンパを取り外し、ジャンパプラグを元に戻します。
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。お客様は 、製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくはテ
レホンサービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡 単な 修理を行うことができます。デルで認められていない修理(内部作業)による損傷は、保証
の対象となりません。製品に付属 のマニュアルに書かれている、安全にお使いいただくための注意をお読みになり、指示に従ってください。
メモ: 作業を開始する前に、CMC モジュールがパッシブ状態にあることを確認してください。
メモ: 静電気放出(ESD)によって装置内部の電子部品が損傷する恐れがあります。その状況によっては、ESD は人体や物体に蓄積され、CMC などの別の物体に放出されることがあります。
ESD による損傷を防ぐには、装置内部の電子部品に触れる前に、静電気を身体から逃がしてください。
PASSWORD_RSET
(デフォルト)
パスワードリセット機能は無効です。
パスワードリセット機能は有効です。
メモ: 作業を開始する前に、CMC モジュールがパッシブ状態にあることを確認してください。