Users Guide
リモートシステムのトラブルシューティングの最初のステップ
以下は、管理下システムで発生する複雑な問題をトラブルシューティングする際に確認すべき事項です。
1. システムの電源はオンになっていますか、オフになっていますか?
2. 電源がオンの場合は、オペレーティングシステムが正しく機能していますか、それともクラッシュまたはフリーズしていますか?
3. 電源がオフの場合は、突然オフになりましたか?
シャーシ上の電源監視と電源制御コマンドの実行
ウェブインタフェースまたは RACADM を使用して、以下を行うことができます。
l システムの現在の電源状態の表示。
l 再起動するとき、オペレーティングシステムから正常なシャットダウンを実行して、システムをオンまたはオフにします。
CMC 上での電源管理、および電力バジェット、冗長性、電源制御の設定の詳細は、「Power Management」 を参照してください。
電力バジェット状態の表示
ウェブインタフェースまたは RACADM を使ってシャーシ、サーバー、PSU の電力バジェット状態を表示する方法は、「消費電力ステータスの表示」を参照してください。
電源制御操作の実行
CMC ウェブインタフェースまたは RACADM を使ってシステムの電源オン、電源オフ、リセットまたは電源サイクルを行う手順は、「シャーシに対する電力制御操作の実行」、「IOM 上で電源制御操作
の実行」および「サーバーに対する電力制御操作の実行」を参照してください。
電源ユニットのトラブルシューティング
電源ユニットおよび電源関係の問題のトラブルシューティングには下の項目をお使いください。
l 不具合: 電源冗長性ポリシーを AC 冗長性に設定する試みに失敗しました。
¡ 対策 A: この操作には、入力電源を受け取っている 2、4、または 6 台の電源装置(各グリッドに 1、2、または 3 台ずつ)がモジュラーエンクロージャ内に存在し、機能している必要が
あります。AC 電源の完全な冗長性 運用を実現するには、冗長性ポリシーを AC 冗長性に変更する前に、電源装置 6 台による完全 PSU 構成が利用可能であることを確認してくださ
い。
¡ 対策 B: すべての電源装置が 2 台の AC グリッドに適切に接続されているか確認します。左側の電源装置 3 台は AC グリッドに接続し、右側の電源装置は別の 3 台の AC グリッド
に接続し、すべての AC グリッドが正しく機能しているか確認します。電源冗長性は、いずれかの AC グリッドが正しく機能していない場合には AC 冗長性に設定できません。
l 不具合: AC コードが接続されており、電力配分装置も AC に電力を送っているのにも関わらず、PSU にエラー(AC なし)が表示されます。
¡ 対策: AC コードを確認して交換してください。電力配分装置が供給する電力が十分であるかを点検および確認してください。それでも不具合が解消されない場合は、デルのカスタマサ
ービスに電源装置装置の交換を依頼してください。
l 不具合: Dynamic Power Supply Engagement を有効にしても、どの電源装置画面もスタンドバイにならない。
¡ 対策: この現象は、AC 冗長性の電源装置構成が 6 台で、エンクロージャ操作に電源装置が 3 台以上必要な場合に発生します。エンクロージャの余剰電力が 1台分の電源装置を超
える場合にのみ、それぞれがオンラインで冗長関係にある組み合わせの電源装置セットがスタンドバイに変わります。
l 不具合: 新しいサーバーを電源装置が 6 台構成のエンクロージャに挿入しましたが、電源がオンになりません。
¡ 対策 A: システムの電源入力設定を確認します。追加サーバーに電源を供給するには低すぎる電源構成になっているかもしれません。
¡ 対策 B: 新しく追加したサーバーを装備するスロットの電源設定を確認し、他のサーバーのスロットと比べて引く設定されていないかを確認してください。
l 不具合: モジュラーのエンクロージャ構成を変更していないのに、利用可能な電力の表示が頻繁に変わります。
¡ 対策: CMC 1.2 以上のバージョンには、エンクロージャがユーザーが設定した電力容量のピークに近づくとサーバーへの配分を減少させるダイナミックファン電源管理機能が装備され
ています。これは、サーバーの性能を下げることで電力入力がシステム入力電力上限を超えないようにしているため、ファンへの電力が分配される原因になっています。これは、正常な