Users Guide
オプション:DNS サーバーから返されたサーバーを使用せずに、LDAP またはグローバルカタログサーバーを指定してユーザー名を検索する場合は、次の サーバーの指定 オプションを有効
にします。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADSpecifyServerEnable 1
サーバーの指定 オプションを有効にした後、サーバーの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)で LDAP サーバーとグローバルカタログを指定できます。FQDN はサーバーのホスト
名とドメイン名で構成されます。
LDAP サーバーを指定するには以下のように入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADDomainController <AD ドメインコントローラの IP アドレス>
グローバルカタログサーバーを指定するには以下のように入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADGlobalCatalog <AD グローバルカタログの IP アドレス>
2. 次のいずれかのオプションを使用して DNS サーバーを指定します。
l CMC で DHCP が有効になり、DHCP サーバーによって自動的に取得された DNS アドレスを使用する場合は、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 1
l CMC で DHCP が無効になっている場合や、DHCP が有効でも DNS の IP アドレスを手動で指定したい場合は、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer1 <一次 DNS IP アドレス>
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer2 <二次 DNS IP アドレス>
これで、拡張スキーマ機能の設定は完了しました。
標準スキーマの Active Directory の概要
Active Directory の統合に標準スキーマを使用する場合は、Active Directory と CMC の両方で設定が必要になります。
Active Directory 側では、標準グループオブジェクトがロール(役割)グループとして使用されます。CMC のアクセス権を持つユーザーはロールグループのメンバーとなります。
このユーザーに特定の CMC カードへのアクセスを与えるには、ロールグループ名とそのドメイン名を特定の CMC カードで設定する必要があります。拡張スキーマソリューションとは異なり、ロールと
特権レベルは Active Directory ではなく各 CMC カードで定義されます。各 CMC につき最大 5 つのロールグループを設定および定義できます。 表5-19はロールグループの権限レベルを、表7-8
はロールグループのデフォルト設定を示したものです。
メモ: サーバーの指定 オプションを使用すると、認証局の署名付き証明書が、指定したサーバーの名前と照合されません。IP アドレスだけでなくホスト名も入力できるため、CMC シス
テム管理者にとっては特に便利です。
メモ: IP アドレスを 0.0.0.0 に設定すると、CMC のサーバー検索が無効になります。
メモ: コンマ区切りの LDAP または グローバルカタログサーバーのリストを 指定できます。CMC では、最大 3 個の IP アドレスまたはホスト名を指定できます。
メモ: すべてのドメインとアプリケーションに LDAP が正しく設定されていないと、既存のアプリケーション / ドメインの機能中に予期せぬ結果を招くことがあります。