Users Guide
RACADM の使用
RACADM サブコマンドは、シリアル、Telnet、SSH コンソールのコマンド プロンプト、または通常のコマンドプロンプトから、リモート実行できます。
RACADM サブコマンドを使って、CMC プロパティを設定し、リモート管理タスクを実行します。RACADM サブコマンドのリストを表示するには、次のように入力します。
racadm help
オプションやサブコマンドなしで実行する場合、RACADM は構文情報、およびサブコマンドとヘルプへのアクセス方法を表示します。個々のサブコマンドの構文とコマンドラインオプションを表示するに
は、次のように入力します。
racadm help <サブコマンド>
RACADM サブコマンド
表4-1 に、RACADM の一般的なサブコマンドを簡単に示します。シンタックスまたは有効な入力値などを含む RACADM サブコマンドの一覧表は、『Dell Chassis Management Controller 管理
者リファレンス ガイド』の RACADM サブコマンドの章を参照してください。
RACADM サブコマンドを入力するときは、コマンドに racadm を前付けしてください。例:
racadm help
表 4-1 RACADM サブコマンド
メモ: connect コマンドは RACADM コマンドとビルトイン CMC コマンドの両方で使用できます。connect、exit、quit、および logout コマンドは CMC のビルトインコマンドで、
RACADM コマンドではありません。これらのコマンドはリモート RACADM で使用することはできません。これらコマンドの使用に関する詳細は、「接続コマンドでサーバーまたは I/O モジュー
ルに接続する」を参照してください。
コマンド
説明
help
CMC サブコマンドの説明を一覧表示します。
help <サブコマンド>
指定したサブコマンドの使用方法の概要を一覧表示します。
?
CMC サブコマンドの説明を一覧表示します。
?<サブコマンド>
指定したサブコマンドの使用方法の概要を一覧表示します。
arp
ARP テーブルの内容を表示します。ARP エントリの追加や削除はできません。
chassisaction
シャーシ、スイッチ、KVM の電源投入、電源切断、リセット、パワーサイクルを実行します。
clrraclog
CMC ログをクリアして、ログをクリアしたユーザーと時刻を示すエントリを 1 つ作成します。
clrsel
システムイベントログのエントリをクリアします。
cmcchangeover
冗長 CMC 環境で CMC のステータスをアクティブとスタンバイの間で切り替えます。
config
CMC の設定を行います。
connect
サーバーまたは I/O モジュールのシリアル コンソールに接続します。connect サブコマンドの使用に関するヘルプは、「接続コマンドでサーバーまたは I/O モジュー
ルに接続する」を参照してください。
deploy
必要なプロパティを指定することでサーバーを導入します。
feature
アクティブな機能および無効になっている機能を表示します。
機能カード
機能カードのステータス情報を表示します。
fwupdate
システムコンポーネントのファームウェアアップデートを実施し、ファームウェアのアップデートステータスを表示します。
getassettag
シャーシの管理タグを表示します。
getchassisname
シャーシの名前を表示します。
getconfig
現在の CMC 設定のプロパティを表示します。
getdcinfo
一般的な I/O モジュールとドーターカードの誤設定情報を表示します。.
getflexaddr
スロット/ファブリックごとに、FlexAddress の有効/無効化ステータスを表示します。-i オプションと共に使用した場合、このコマンドは特定スロットの WWN および