Users Guide
例えば、次のコマンドでは
racadm config -g cfgServerInfo -o cfgServer Priority -i 5 1
スロット 5 に装着されたサーバーに 1 の優先順位を設定します。
電力バジェットの設定
ウェブインタフェースの使用
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーで Chassis(シャーシ)をクリックします。コンポーネントの正常性 ページが表示されます。
3. Power Management(電力の管理)タブをクリックします。電力バジェットステータス ページが表示されます。
4. Configuration(設定)サブタブをクリックします。バジェット / 冗長性の設定 ページが表示されます。
5. 7928 ワットまでのバジェット値を システム入力電力の上限値 テキストフィールドに入力します。
6. Apply(適用)をクリックして変更を保存します。
RACADM の使用
CMC に対応するシリアル/Telnet/SSH テキスト コンソールを開いて、ログイン後、以下を入力します。
racadm config -g cfgChassisPowerCap -o cfgChassisInMaxPowerCapacity <値>
ここで、<値> はシャーシで使用可能な電力(ワット)の最大値を表します。
例:
racadm config -g cfgChassisPowerCap -o cfgChassisInMaxPowerCapacity 7928
電力バジェットを保持するためのスロットルの有効化
AC 電力の上限値を維持するために追加電力が必要になった場合、CMC は優先度の低いサーバーに電力をスロットルします。たとえば、新しいサーバーが追加された場合§CMCは優先順位が低い
サーバーへの電力を低減し、新しいサーバーに供給する電力を増やすことができます。優先順位の低いサーバーへの電力を低減しても十分な電力が得られない場合、次に優先順位の低いサーバー
への電力を低減させるというように CMC は十分な電力が得られるまで優先順位の低い順にサーバーへ供給する電力を低減させ続けます。
スロットルは以下の 2 とおりの場合に実行されます。
l 総消費電力が設定可能な電力の上限値を超える場合(「電力バジェットの設定」を参照)
l 非冗長構成で電力故障が発生した場合
サーバーへの優先レベルの割り当ての詳細については、「シャーシに対する電力制御操作の実行」を参照してください。
シャーシに対する電力制御操作の実行
CMC は、ユーザーが順を追ったシャットダウンなどシャーシ全体(シャーシ、サーバー、IOM、iKVM、PSU)におけるいくつかの電源管理操作をリモート実行できるようにします。
メモ: 電力の管理を行うには、シャーシ制御システム管理者の権限が必要です。
メモ: 電力バジェットは、全部で 6 台の PSU のうち、最大 3 台までに制限されています。お使いのシャーシの電力限界を超える AC 電力バジェット値を設定しようとすると、エラーメッ
セージが表示されます。
メモ: 値の変更がワット単位で指定された場合は、実際に適用される値と同じになります。しかし、BTU/時 またはパーセント単位で指定した変更は、実際に適用される値と異なる場合がありま
す。これは、これらの値をワット数に変換してたから適用し、丸め誤差が発生するためです。
メモ: 電力バジェットは、全部で 6 台の PSU のうち、最大 3 台までに制限されています。お使いのシャーシの電力限界を超える AC 電力バジェット値を設定しようとすると、エラーメッセージが
表示されます。
メモ: 電力の管理を行うには、シャーシ制御システム管理者の権限が必要です。
メモ: 電源制御操作はシャーシ全体に影響します。IOM に対する電力制御操作については、「IOM 上で電源制御操作の実行」を参照してください。サーバーに対する電力制御操作について
は、サーバーに対する電力制御操作の実行を参照してください。