Users Guide
1. CMC に対応するシリアル/Telnet/SSH テキスト コンソールを開いて、ログインします。
2. 必要に応じてプロパティを設定します。
l シャーシの最大電源バジェットを指定するには、次のように入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisPowerCap <値>
ここで、<値> は 2768~7928 の範囲の数値で、電源の上限値をワット数で表します。デフォルトは 7928 です。
たとえば、次のコマンドの
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisInMaxPowerCapacity 5400
は、最大電力バジェットを 5400 ワットに設定します。
l 冗長性ポリシーを選択するには、次のように入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisRedundancyPolicy <値>
ここで、<値> は 0(冗長性なし)、 1(AC 冗長性)、 2(電源装置冗長性)です。デフォルトは 0 です。
たとえば、次のコマンドの
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisRedundancyPolicy 1
は、冗長性ポリシーを 1 に設定します。
l PSU の動的制御を有効または無効にするには、次のように入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisDynamicPSUEngagementEnable <値>
ここでの<値> は 0(無効)あるいは 1 (有効)です。デフォルトは 1 です。
たとえば、次のコマンドの
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisDynamicPSUEngagementEnable 0
は、PSU の動的制御を無効にします。
シャーシ電源の RACADM コマンドの詳細は、「CMC バージョン 2.0 管理者リファレンス ガイド」の config、getconfig、getpbinfo、および cfgChassisPower の章を参照してください。
サーバーに優先度を割り当てる方法
サーバーの優先度により、必要とされる電力が増えたときに CMC がどのサーバーから電力を受けるかが決まります。
ウェブインタフェースの使用
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. サーバー を選択します。サーバーステータス ページが表示されます。
3. Power Management(電力の管理)タブをクリックします。サーバーの優先度 ページが表示され、シャーシ内のすべてのサーバーが一覧表示されます。
4. 1 台、複数台、またはすべてのサーバーに対する優先度(1 ~ 9、1 が最高の優先度)を選択します。デフォルト値は 1 です。複数のサーバーに同一の優先度を割り当てることも可能です。
5. Apply(適用)をクリックして変更を保存します。
RACADM の使用
CMC に対応するシリアル/Telnet/SSH テキスト コンソールを開いて、ログイン後、以下を入力します。
racadm config -g cfgServerInfo -o cfgServerPriority -i <スロット番号> <優先順位>
ここで、<スロット番号>(1~16)はサーバーの位置を表し、<優先順位> は 1~9 の数値です。
メモ: 電力の管理を行うには、シャーシ制御システム管理者の権限が必要です。
メモ: サーバーに割り当てる優先度は、サーバー自体ではなく、そのスロットにリンクされます。サーバーを新しいスロットに移動した場合、新しいスロットの場所の優先度を再設定する必要があ
ります。
メモ: 電力の管理を行うには、シャーシ設定システム管理者の権限が必要です。