Users Guide
4. Configuration(設定)サブタブをクリックします。 Budget/Redundancy Configuration(バジェット / 冗長性の設定)ページが表示されます。
5. 必要に応じて、「表8-15」に記載されるプロパティの一部またはすべてを設定します。
6. Apply(適用)をクリックして変更を保存します。
バジェット / 冗長性の設定 ページの内容を更新するには、更新 をクリックします。内容を印刷するには、印刷 をクリックします。
表 8-15設定可能な 電力バジェット / 冗長性のプロパティ
RACADM の使用
冗長性を有効にして冗長性ポリシーを設定するには:
項目
説明
ピークパフ
ォーマンス
の余剰
ピークパフォーマンスの余剰値は、システム入力電力の上限値からピークパフォーマンスに必要な電力量(サーバーに割り当てた最大入力電力とシャーシインフラストラク
チャに割り 当てた最大入力電力の合計)を差し引いた値です。ピークパフォーマンスの余剰値は、ワットおよび BTU/時単位で示されます。
ピークパフ
ォーマンス
に必要な 電
力
ピークパフォーマンス値に必要な電力は、電源がオンの状態のサーバーに割り当てた最大入力電力と電源がオンの状態のシャーシインフラストラクチャに割り当てた最大入力
電力の合計です。ピークパフォーマンスに必要な電力は、ワットおよび BTU/時単位で示されます。システム入力電力の上限値がピークパフォーマンスに必要な電力より低く設
定されている場合、非常に高い負荷がかかるとサーバーはスロットルする可能性があります。、
システム入
力電力の上
限値
システム入力電力の上限値は、システムがサーバーおよびシャーシインフラストラクチャに割り当てることができる最大 AC 電力です。ユーザーは、電源がオンになったサーバーおよ
びシャーシインフラストラクチャの最小必要電力を超える値に設定することができます。この値より低い上限値に設定することはできません。
サーバーおよびシャーシ インフラストラクチャに割り当てた電力は、シャーシ -> 電力管理 -> 電力バジェット ステータス ページ配下の電力バジェット セクションにあるユーザ
ー インタフェース、またはCLI RACADM ユーティリティ コマンド(racadm getphbinfo)を介して確認することができます。
現在の電源割り当てを低減するために 1 台以上のサーバーの電源をオフにし、システム入力電力容量を低い値に再設定する、またはサーバーに電源を投入する前に容量限界を
設定することができます。
この設定を変更する際は、どの単位の値も入力することができます。インタフェースは、最後に設定した単位フィールドの値が利用されます。
メモ: 容量計画については、www.dell.com/calc の Datacenter Capacity Planner(DCCP)ツールを参照してください。
メモ: 値の変更がワット単位で指定された場合は、実際に適用される値と同じになります。しかし、BTU/時 またはパーセント単位で指定した変更は、実際に適用される値と異なる場合
があります。これは、これらの値をワット数に変換してたから適用し、丸め誤差が発生するためです。
冗長性ポリ
シー
以下のオプションから選択できます。
¡ 冗長性なし:1 つの AC 回路(グリッド)上にある全部で 3 台の PSU からの電力が、シャーシ、サーバー、I/O モジュール、CMC を含むシャーシ全体の電源投入
に使用されます。
メモ: 冗長性なし モードでは一度に 3 台までの PSU しか使用されません。PSU が 3 台しか取り付けられていない場合は、バックアップは使用できません。3 台のうち 1 台の電
源装置が故障すると、サーバーの電源が落ち、データを損失する恐れがあります。PSU 4~6 が存在する場合は、冗長性が築かれ、オンラインの PSU が落ちた場合に、これら PSU
が利用されます。
¡ 電源装置冗長性: どの電源装置 が故障してもサーバーモジュールやシャーシの電源が落ちないように、シャーシ内で最大定格の電源装置がスペアとして保持され
ます(ホットスペア)。
電源装置冗長性 モードは、6 台すべての電源装置を利用せず、最大 4 台、最小 2 台の電源装置を利用します。電源装置冗長性 モードは、シャーシの電力消費量が
定格電力を超える場合、サーバーモジュールが起動しないようにします。このモードで 2 台の電源装置が故障すると、シャーシ内の一部またはすべてのサーバーモジュール
の電源が切れてしまう可能性があります。サーバーモジュールはこのモードではスロットルされません。
¡ AC 冗長性: このモードでは、6 台の PSU が 2 つの電力グリッドに分けられます(PSU 1-3 を電力グリッド 1 に、PSU 4-6 を電力グリッド 2 に接続)。完全冗長
の AC 冗長性ポリシーを満たすには、6 台の PSU が必要となります。この構成では、1 つのグリッドに接続した 3 台の PSU はオンラインになり、もう 1 つのグリッ
ドに接続した 3 台の PSU は冗長となります。 オンライングリッドの 3 台の PSU のうち 1 台でも落ちた場合、フェールオーバーが発生し、冗長 PSU がオンラインに
なり、冗長ポリシーが低下したことを報告します。
メモ: AC 冗長性モードでは、2 つの AC グリッドに接続されている PSU の台数が異なる場合(たとえば、一方の AC グリッドに PSU 3 台、他方の AC グリッドに 2 台など)、シス
テム冗長性が低下します。
電源装置の
動的制御の
有効化
電力の動的管理が有効になります。動的制御モードでは、消費電力に基づいて電源装置の電源をオンまたはオフにし、シャーシ全体の消費エネルギーを最適化します。
たとえば、電力バジェットが 5000 ワットで、冗長ポリシーが AC 冗長性モードに設定され、6 台の電源装置があると仮定します。CMC は、4 台の電源装置が AC 冗長性を保ち、残
りの 2 台をスタンバイモードにすることを判断します。新しく取り付けたサーバー用に 2000W の追加電力が必要になった場合は、2 台のスタンバイ電力装置は稼動し始めます。
シャーシ電
源ボタンを
無効にする
(選択した場合、)シャーシ電源ボタンを無効にします。チェックボックスにチェックが入っており、ユーザーがシャーシ電源ボタンを使ってシャーシの電源状態を変更しようとすると、ユー
ザー操作は無視されます。