Users Guide
recover ping 192.168.0.100
recover fwupdate -g -a 192.168.0.100
ネットワーク問題のトラブルシューティング
内部 CMC トレースログを使うと、CMC の警告とネットワークのデバッグを行うことができます。CMC ウェブ インタフェース(参照)または RACADM (RACADM コマンドラインインタフェースの使用
「Dell Chassis Management Controller ワームウェア バージョン 2.0 管理者リファレンス ガイド」の診断コンソールの使用および gettracelog コマンド参照)を使ってトレース ログにアクセス
できます。
トレースログは次の情報を追跡します。
l DHCP - DHCP サーバーから送受信したパケットを追跡します。
l IP - 送受信した IP パケットを追跡します。
l DDNS - DNS の動的アップデート要求と応答をトレースします。
トレースログには、管理下システムのオペレーティングシステムではなく、CMC の内部ファームウェアに関連する CMC ファームウェア固有のエラーコードが含まれている場合もあります。
パスワードを忘れたとき
管理操作を行うには、システム管理者 の権限が必要となります。CMC ソフトウェアには、ユーザーアカウントをパスワード保護するセキュリティ機能が搭載されていますが、システム管理者アカウント
のパスワードをお忘れになった場合、この機能を無効にすることができます。システム管理者アカウントのパスワードを忘れた場合、CMC ボードの PASSWORD_RSET ジャンパを利用して回復するこ
とができます。
CMC ボードには、「図11-1」で示すように、2 ピンのパスワードリセットコネクタが搭載されています。リセットコネクタにジャンパが取り付けられている場合、デフォルトのシステム管理者アカウントおよ
びパスワードは有効になり、ユーザー名: root および パスワード: calvin に設定されます。システム管理者アカウントは、アカウントが削除された、またはパスワードが変更された場合でも、リセッ
トされます。
1. ハンドルに付いている CMC リリースラッチを押し、ハンドルを回してモジュールの前面パネルから離します。CMC モジュールをエンクロージャから引き出します。
2. パスワードリセットコネクタからジャンパプラグを取り外し、2 ピンのジャンパを取り付けて、デフォルトのシステム管理者アカウントを有効にします。CMC ボード上のパスワードジャンパの位置に
ついては、「図11-1」 を参照してください。
図 11-1パスワードリセットジャンパの位置
メモ: ネットワークケーブルを左端 RJ45 に接続します。
メモ: リカバリモードでは、アクティブなネットワークスタックがないため、CMC を ping することはできません。recover ping <TFTP サーバー IP アドレス> コマンドを使うことで、TFTP
サーバーを ping して LAN 接続を確認できます。一部のシステムでは、setniccfg 後にrecover reset コマンドを使う必要があるかもしれません。
メモ: CMC は、1500バイトより大きいパケットサイズの ICMP(Ping)には応答しません。
注意: 修理作業の 多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。お客様 は、製品マニュアルで許可されている範囲 に限り、またはオンラインサービスもしくはテ
レホンサービスおよびサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うことができます。 デルで認められていない修理(内部作業)による損傷は、
保証の対象となりません。製品に付属のマニュアルに書かれている安全にお使いいただくための注意をお読みになり、指示に従ってください。
メモ: 作業を開始する前に、CMC モジュールがパッシブ状態にあることを確認してください。
メモ: 静電気放出(ESD)によって装置内部の電子部品が損傷する恐れがあります。その状況によっては、ESD は人体や物体に蓄積され、CMC などの別の物体に放出されることがあります。
ESD による損傷を防ぐには、装置内部の電子部品に触れる前に、静電気を身体から逃がしてください。