Users Guide
コンポーネントのリセット
コンポーネントのリセットページで、ユーザーは、アクティブ CMC をリセットしたり、仮想のサーバーを取り付けてサーバーの抜き差し動作を発生させたりすることができます。シャーシにスタンドバイ
CMC がある場合にアクティブ CMC をリセットすると、フェイルオーバーが発生し、スタンドバイ CMC がアクティブになります。
診断コンソール ページにアクセスするには、次の手順を行います。
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーで Chassis(シャーシ)をクリックします。
3. トラブルシューティング タブをクリックします。
4. コンポーネントのリセット サブタブをクリックします。更新可能なコンポーネント ページが表示されます。コンポーネントのリセット ページの CMC サマリの部分には以下の情報が表示さ
れます。
5. コンポーネントのリセットページの 仮想サーバーの装着の部分には以下の情報が表示されます。
ping <IP アドレ
ス>
送信先の <IP アドレス> が現在のルーティングテーブルの内容で CMC から到達可能かどうかを確認します。このオプションの右側のフィールドに送信先の IP アドレスの入力
が必要です。ICMP(インターネットコントロールメッセージプロトコル)エコーパケットが現在のルーティングテーブルの内容に基づいて宛先 IP アドレスに送信されます。
gettracelog
トレースログを表示します(ログが表示されるまでに数秒かかることがあります)。gettracelog -i コマンドはトレースログ内のコード数を返します。gettracelog -A コマンドは、
レコード数を含まずにトレースログを返します。
メモ: gettracelog コマンドに関する詳細は、Dell Chassis Management Controller ファームウェア バージョン 2.0 管理者リファレンス ガイド」の gettracelog コマン
ドの章を参照してください。
メモ: このコマンドはデル社内使用専用です。
メモ: コンポーネントをリセットするには、デバッグ コマンド管理者の権限が必要です。
表 11-12CMCサマリ
Attribute(属
性)
説明
正常性
OK
CMC が存在し、コンポーネントで通信が行われています。
情
報
正常性の状態(OK、警告、重大)に変化がない場合にサーバーについての情報を表示します。
警
告
警告が発行され、管理者が設定した時間内に修正処置 が必要であることを示します。管理者が指定した時間内に対応処置を取らなかった場合は、
CMC の保全性に影響するような重要または重大なエラーを引き起こす可能性があります。
重
大
少なくとも 1 つのエラー警告が発行されたことを示します。重大な状態は?CMC?のシステム エラーを示し、直ちに対応処置を取る必要がありま
す 。
日時
CMC の日付と時刻を MM/DD/YYYY の形式で表示します。このとき、MM は月、DD は日、YYYY は年を示します。
アクティブ CMC ロケー
ション
プライマリ CMC の場所を表示します。
冗長性モード
シャーシにスタンドバイ CMC がある場合は冗長を表示し、シャーシにスタンドバイ CMC がない場合は冗長なしが表示されます。
表 11-13仮想サーバーの装着
Attribute(属
性)
説明
スロット
シャーシでサーバーが装着されているスロットを示します。スロット名は、1 ~16 の連番 ID で、シャーシでサーバーが装着されている場所を示します。
名前
各スロットのサーバー名を表示します。
存在
サーバーがスロットにあるかどうかを示します(あり または なし)。
正常性
OK
サーバーが存在し CMC と通信していることを示します。CMC とサーバー間で通信エラーが発生した場合は、CMC でサーバーの正常性の状態を取得
または表示できません。
情
報
正常性の状態(OK、警告、重大)に変化がない場合にサーバーについての情報を表示します。