Users Guide
• 次回の再起動時 - サーバーの再起動は後で手動で行います。ファームウェアのアップデートは、次回
の再起動時に適用されます。
メモ: この手順は、Lifecycle Controller および 32 ビット診断のファームウェアアップデートでは
無効となります。これらのデバイスでは、サーバーの再起動は必要ありません。
7. アップデート をクリックします。選択されたコンポーネントまたはデバイスのファームウェアバージ
ョンがアップデートされます。
ネットワーク共有を使用したサーバーコンポーネントのシングルクリックアップ
デート
Dell Repository Manager と Dell PowerEdge VRTX のモジュラー型シャーシ統合を使用したネットワーク共
有からのサーバーまたはサーバーコンポーネントのアップデートでは、カスタマイズされたバンドルファー
ムウェアの使用によってアップデートが簡素化されるため、迅速かつ容易な導入が可能になります。ネット
ワーク共有からのアップデートは、NFS または CIFS のいずれかから、単一のカタログを使用して第 12 世代
サーバーコンポーネントのすべてを同時にアップデートする柔軟性を実現します。
この方法は、Dell Repository Manager、および CMC Web インターフェースを使用してエクスポートしたシ
ャーシインベントリファイルで、ユーザーが所有する接続済みシステムに対して、迅速かつ容易なカスタム
リポジトリの構築法を提供します。
DRM では、特定のシステム設定向けのアップデートパッケージのみを含
む、完全にカスタマイズされたリポジトリを作成することができ、古くなったデバイス限定のアップデート
を含むリポジトリ、またはすべてのデバイスに対するアップデートを含む 1 つのベースラインリポジトリを
構築することもできます。また、必要なアップデートモードに基づいて、Linux または Windows 向けのアッ
プデートバンドルを作成することも可能です。
DRM では、リポジトリを CIFS または NFS 共有に保存するこ
とができ、CMC ウェブインタフェースでは、その共有のための資格情報と場所の詳細を設定することができ
ます。その後、CMC ウェブインタフェースを使用することにより、単一のサーバーまたは複数のサーバーに
対してサーバーコンポーネントのアップデートを実行することができます。
ネットワーク共有アップデートモードを使用するための前提条件
ネットワーク共有モードを使用したサーバーコンポーネントファームウェアのアップデートには、次の前提
条件が必要です。
• サーバーが第 12 世代以降に属し、iDRAC Enterprise ライセンスがある。
• CMC バージョンが 2.0 またはそれ以降のバージョンである。
• Lifecycle Controller がサーバーで有効になっている。
• 第 12 世代サーバーで iDRAC バージョン 1.50.50 以降を使用できる。
• Dell Repository Manager 1.8 以降がシステムにインストールされている。
• CMC 管理者権限を持っている。
CMC ウェブインタフェースを使用した、ネットワーク共有からのサーバーコンポ
ーネントファームウェアのアップグレード
ネットワーク共有からアップデート モードを使用して、サーバーコンポーネントファームウェアのバージョ
ンをアップグレードするには、次のようにします。
1. CMC ウェブインタフェースのシステムツリーで、サーバーの概要 へ移動し、アップデート → サーバー
コンポーネントのアップデートをクリックします。
サーバーコンポーネントのアップデート ページが表示されます。
2. アップデートタイプの選択 セクションで、ネットワーク共有からアップデート を選択します。詳細につ
いては、「
サーバーコンポーネントファームウェアのアップデートタイプの選択」を参照してください。
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