Users Guide
RACADM を使用した電力バジェットと冗長性の設定
メモ: 電源管理処置を実行するには、シャーシ設定システム管理者 権限が必要です。
冗長性を有効にして冗長性ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。
1. シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインします。
2. 必要に応じてプロパティを設定します。
• 冗長性ポリシーを選択するには、次を入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisRedundancyPolicy <value>
ここで、<value> は 1(グリッド冗長性)、2(電源装置冗長性)です。デフォルト値は 2 です。
例えば、次のコマンドは冗長性ポリシーを 1 に設定します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisRedundancyPolicy 1
• 電力バジェット値を設定するには、次を入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisPowerCap <value>
この <value> は 938~4800W の数値で、ワット単位での最大電力上限を示しています。デフォルト
は 4800 です。
たとえば、次のコマンドは最大電力バジェットを 4800 ワットに設定します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisPowerCap 4800
• PSU の動的電源供給を有効または無効にするには、次を入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisDynamicPSUEngagementEnable
<value>
ここで <
値
> は 0(無効)、1(有効)です。デフォルトは 0 です。
例えば、次のコマンドは動的 PSU 電源供給を無効化します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisDynamicPSUEngagementEnable 0
• 最大節電モードを有効にするには、次を入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisMaxPowerConservationMode 1
• 通常の動作を復元するには、次を入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisMaxPowerConservationMode 0
• 電力リモートログ機能を有効にするには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogPowerLoggingEnabled 1
• 電力リモートログの間隔を指定するには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogPowerLoggingInterval n
ここで n は 1~1440 分になります。
• 電力リモートログ機能が有効かどうかを判定するには、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogPowerLoggingEnabled
• 電力リモートログの間隔を確認するには、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogPowerLoggingInterval
電力リモートログ機能は、以前に設定されたリモート Syslog ホストに依存します。1 つ、または複
数のリモート Syslog ホストへのロギングを有効化する必要があり、しなかった場合は電力消費がロ
グされます。これは、ウェブ
GUI または RACADM CLI のいずれかを使用して実行できます。詳細に
ついては、リモート Syslog 設定手順を参照してください。
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