Users Guide
FlexAddress の非アクティブ化
RACADM コマンドを使用して、FlexAddress 機能を非アクティブ化し、SD カードを取り付け前の状態に戻
すことができます。ウェブインタフェースには、非アクティブ化機能はありません。非アクティブ化すると、
SD カードは別のシャーシ内に装着し、アクティブ化することが可能な元の状態に戻ります。この文脈では、
用語 FlexAddress は FlexAddress と FlexAddressPlus の両方を意味します。
メモ: SD カードは、物理的に CMC に取り付ける必要があります。また、非アクティブ化コマンドを実
行する前に、シャーシの電源をオフにする必要があります。
SD カードが取り付けられていない状態、または異なるシャーシからのカードが取り付けられている状態で非
アクティブ化コマンドを実行すると、この機能は非アクティブ化されますが、そのカードに対して変更は行
われません。
FlexAddress 機能を非アクティブ化し、SD カードを復元するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -d -c flexaddress
正常に非アクティブ化されると、コマンドが次の状態メッセージを返します。
feature FlexAddress is deactivated on the chassis successfully.
シャーシの電源がオフになっていない状態でコマンドを実行すると、コマンドが次のエラーを返します。
ERROR: Unable to deactivate the feature because the chassis is powered ON
メモ: FlexAddress 機能を再度アクティブ化するには、FlexAddress 機能カードをアクティブな CMC に
取り付けて
CMC を再起動します。
このコマンドの詳細については、『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンド
ラインリファレンスガイド』の feature コマンドの項を参照してください。
FlexAddress の設定
FlexAddress はオプションのアップグレードで、工場出荷時にサーバーモジュールに割り当てられた
WWN/MAC アドレスを、シャーシ提供の WWN/MAC アドレスに置き換えることを可能にします。
メモ: 本項では、FlexAddress という用語は FlexAddress Plus も意味します。
メモ: racresetcfg サブコマンドを使用して、CMC の Flex Address を工場出荷時設定の「無効」に
リセットすることができます。
RACADM 構文は、次のとおりです。
racadm racresetcfg -c flex
FlexAddress 関連の RACADM コマンドの詳細およびその他工場出荷時のデフォルト設定の詳細に関し
ては、
dell.com/support/manuals にある『PowerEdge VRTX RACADM 用シャーシ管理コントローラ
コマンドラインリファレンスガイド』を参照して下さい。
設定を始める前に、サーバーの電源を切る必要があります。FlexAddress はファブリック単位で有効化また
は無効化できます。さらに、この機能はスロット単位でも有効化または無効化が可能です。ファブリック単
位で機能を有効化した後、有効化するスロットを選択できます。例えば、ファブリック
A が有効化されてい
ると、有効化されたスロットではいずれもファブリック A でのみ FlexAddress が有効になります。その他す
べてのファブリックは、サーバーで工場出荷時割り当ての WWN/MAC を使用します。
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