Users Guide

次のタスクを実行することで、故障したサーバーの作業負荷を新しいサーバーで使用します。
故障したサーバーが復帰する際に MAC アドレスが重複されないように、故障したサーバーの起動 ID をクリアします。
故障したサーバーの起動 ID を予備スタンバイサーバーに適用します。
サーバーを新しい起動 ID で起動して作業負荷を素早く回復する。
起動 ID プロファイルの保存
起動 ID プロファイルを CMC ネットワーク共有に保存することができます。保存することのできるプロファイルの数は、利用可能な MAC アドレスに
より異なります。詳細については、「CMC ウェブインタフェースを使用したネットワーク共有の設定」を参照してください。
Emulex Fibre ChannelFC)カードでは、オプション ROM SAN からの起動を有効化 / 無効化 属性はデフォルトで無効になっています。
SAN から起動するには、オプション ROM で属性を有効にし、サーバーへ起動 ID プロファイルを適用します。
プロファイルを保存するには、次のタスクを実行します。
1. サーバープロファイル のページに移動します。起動 ID プロファイル のセクションで、プロファイルを設定するのに必要な設定ができているサー
バーを選択し、FQDD ドロップダウンメニューから FQDD を選択します。
2. ID の保存 をクリックします。ID の保存 セクションが表示されます。
メモ: 起動 ID は、ネットワーク共有 オプションが有効であり、アクセス可能な場合にのみ、保存が可能で、詳細は 保存プロファ
イル のセクションに表示されます。ネットワーク共有 が接続されていない場合は、シャーシのネットワーク共有を設定します。ネッ
トワーク共有を設定するには、
保存プロファイル のセクションの 編集 をクリックします。詳細については、「
CMC
ウェブインタフェ
ースを使用したネットワーク共有の設定」を参照してください。
3. ベースプロファイル名 プロファイルの数 のフィールドでは、保存するプロファイルの名前とプロファイルの数を入力します。
メモ: 起動 ID プロファイルの保存時には、標準 ASCII 拡張文字セットがサポートされますが、次の特殊文字は使用できません。
)、“、.*><\/:|#?、および ,
4. 仮想 MAC アドレス ドロップダウンからベースプロファイル用の MAC アドレスを選択し、プロファイルの保存 をクリックします。
作成されるテンプレートの数は、ユーザーが指定するプロファイルの数で決まります。CMC Lifecycle Controller と通信して、利用可能な
サーバープロファイルの設定を取得し、名前付きのプロファイルとして保存します。名前ファイルのフォーマットは、<base prole
name>_<prole number>_<MAC address> となっています。(例: FC630_01_0E0000000000
進捗状況インジケータが、進行中の保存操作を示します。この処置が完了したら、「操作は正常に完了しました」のメッセージが表示され
ます。
メモ: 設定を収集するプロセスはバックグラウンドで実行されることから、新しいプロファイルが表示されるまでしばらく時間がかか
ることがあります。新しいプロファイルが表示されない場合、プロファイルログでエラーをチェックしてください。
起動 ID プロファイルの適用
ネットワーク共有上で起動 ID プロファイルを保存済みプロファイルとして利用可能な場合、起動 ID プロファイルの設定を適用できます。起動 ID
設定操作を開始するには、保存済みプロファイルを 1 台のサーバに適用します。
メモ: サーバーが Lifecycle Controller をサポートしていない場合や、シャーシの電源がオフになっている場合は、プロファイルをサーバ
ーに適用できません。
サーバーにプロファイルを適用するには、次のタスクを実行します。
1. Server Prolesサーバプロファイル ページに移動します。Boot Identity proles起動 ID プロファイル のセクションで、選択した
プロファイルを適用するサーバを選択します。
プロファイルの選択 ドロップダウンメニューが有効化されます。
メモ: プロファイルの選択 ドロップダウンメニューには、ネットワーク共有で利用可能な全てのプロファイルがタイプ別に並び替えら
れて表示されます。
2. プロファイルの選択 ドロップダウンメニューから、適用するプロファイルを選択します。
ID の適用 オプションが有効となります。
3. ID の適用 をクリックします。
新しい ID の適用は現在の設定を上書きし、選択したサーバを再起動する、という警告メッセージが表示されます。操作を続行するかどうか
のプロンプトが表示されます。
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