Users Guide
• タイプやモデルに基づいて特定のコンポーネントまたはデバイスのカテゴリを絞り込むための、選択されたコンポーネントおよびデバイスの自動フィ
ルタリング。
メモ: 自動フィルタリング機能は、Dell アップデートパッケージ(DUP)を使用する際に重要です。DUP のアップデートプログラミン
グは、コンポーネントやデバイスのタイプまたはモデルにもとづいて行うことができます。自動フィルタリングの動作は、最初の選択を
行った後は、その後の選択決定を最小化するように設計されています。
次に、フィルタリングメカニズムの適用例をいくつか示します。
• BIOS フィルタが選択されると、全サーバーの BIOS インベントリのみが表示されます。複数サーバーモデルで構成される一連のサーバーがあ
り、そのうちの 1 つのサーバーが BIOS アップデートの対象として選択された場合、自動フィルタリングロジックにより、選択されたサーバーのモデ
ルと異なるモデルのサーバーはすべて自動的に除外されます。これにより、BIOS ファームウェアアップデートイメージ(DUP)の選択が、サーバ
ーの正しいモデルと適合することが保証されます。
場合よっては、1 つの BIOS ファームウェアアップデートイメージが複数のサーバーモデルと互換性を持つことがあります。この互換性が将来失わ
れる場合に備え、このような最適化は無視されます。
• 自動フィルタリングは、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)や RAID コントローラのファームウェアアップデートにおいて重要です。これら
のデバイスカテゴリには、種々のタイプやモデルが存在します。同様に、ファームウェアアップデートイメージ(DUP)が最適化された形式(ある
特定のカテゴリ内の複数のタイプまたはモデルのデバイスをアップデートできるように DUP がプログラムされている)で利用できる場合もありま
す。
ファームウェアインベントリの表示
シャーシ内に現在存在するすべてのサーバーについて、すべてのコンポーネントおよびデバイスのファームウェアバージョンの概要の他それらの状態を
表示することができます。
メモ: この機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
CMC ウェブインタフェースを使用したファームウェアインベントリの表示
ファームウェアインベントリを表示するには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで サーバー概要 をクリックし、アップデートをクリックします。
2. サーバーコンポーネントアップデート ページの コンポーネント / デバイスファームウェアインベントリ セクションで、ファームウェアインベントリの
詳細を確認します。このページでは、次の情報を表示できます。
• サーバーが 準備中 と表示されている場合は、ファームウェアインベントリを取得した時点でサーバー上の iDRAC がまだ初期化中であっ
たことを示します。iDRAC が完全に動作可能になるまで待ってから、ファームウェアインベントリ用のページを更新してインベントリを再取
得します。
• iDRAC のファームウェアのみを直接アップデートできる代替ページへのハイパーリンクが表示されます。このページでは、iDRAC ファームウェ
アのアップデートのみをサポートしており、サーバー上のその他コンポーネントおよびデバイスはサポートしません。iDRAC ファームウェアアップ
デートは Lifecycle Controller サービスには依存しません。
• コンポーネントおよびデバイスのインベントリ内容が、サーバーに物理的に取り付けられている内容を正しく反映していない場合は、サーバ
ーの起動プロセス中に Lifecycle Controller を呼び出す必要があります。これは、内部のコンポーネントおよびデバイス情報の更新に役
立ち、現在取り付けられているコンポーネントおよびデバイスを確認できるようにします。この状況は、次の場合に発生します。
– サーバー管理に新たに Lifecycle Controller 機能を導入するために、サーバーの iDRAC ファームウェアがアップデートされた。
– サーバーに新しいデバイスが挿入された。
iDRAC 設定ユーティリティに対するこのアクションを自動化するには、起動コンソールからアクセスできるオプションがあります。
1. 起動コンソールで、<F2> を押して セットアップユーティリティ にアクセスします。
2. セットアップユーティリティメインメニュー ページで、iDRAC 設定 → 再起動時のシステムインベントリの収集 をクリックし、有効
を選択して システムセットアップメインメニュー ページに戻ります。次に、終了 をクリックして設定を保存します。
• アップデート、ロールバック、再インストール、およびジョブの削除などの、Lifecycle Controller のさまざまな操作のオプションを実行するオ
プションが利用可能です。一度に実行できる操作は 1 種類のみです。サポートされていないコンポーネントとデバイスがインベントリの一
部としてリストされる可能性がありますが、Lifecycle Controller 操作を許可しないでください。
次の図にサーバーのコンポーネントおよびデバイス情報を示します。
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