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BIOS フィルタが選択されると、全サーバーの BIOS インベントリのみが表示されます。複数サーバーモデルで構成される
一連のサーバーがあり、そのうちの
1 つのサーバーが BIOS アップデートの対象として選択された場合、自動フィルタリ
ングロジックにより、選択されたサーバーのモデルと異なるモデルのサーバーはすべて自動的に除外されます。これによ
り、BIOS ファームウェアアップデートイメージ(DUP)の選択が、サーバーの正しいモデルと適合することが保証され
ます。
場合よっては、1 つの BIOS ファームウェアアップデートイメージが複数のサーバーモデルと互換性を持つことがありま
す。この互換性が将来失われる場合に備え、このような最適化は無視されます。
自動フィルタリングは、ネットワークインタフェースコントローラNIC RAID コントローラのファームウェアアップ
デートにおいて重要です。これらのデバイスカテゴリには、種々のタイプやモデルが存在します。同様に、ファームウェ
アアップデートイメージDUPが最適化された形式(ある特定のカテゴリ内の複数のタイプまたはモデルのデバイスを
アップデートできるように DUP がプログラムされている)で利用できる場合もあります。
ファームウェアインベントリの表示
シャーシ内に現在存在するすべてのサーバーについて、すべてのコンポーネントおよびデバイスのファームウェアバージョ
ンの概要の他それらの状態を表示することができます。
メモ: この機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
CMC ウェブインタフェースを使用したファームウェアインベントリの表示
ファームウェアインベントリを表示するには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで サーバー概要 をクリックし、アップデートをクリックします。
2. サーバーコンポーネントアップデート ページの コンポーネント / デバイスファームウェアインベントリ セクションで、
ファームウェアインベントリの詳細を確認します。このページでは、次の情報を表示できます。
サーバーが 準備中 と表示されている場合は、ファームウェアインベントリを取得した時点でサーバー上の iDRAC
まだ初期化中であったことを示します。
iDRAC が完全に動作可能になるまで待ってから、ファームウェアインベント
リ用のページを更新してインベントリを再取得します。
iDRAC のファームウェアのみを直接アップデートできる代替ページへのハイパーリンクが表示されます。このペー
ジでは、
iDRAC ファームウェアのアップデートのみをサポートしており、サーバー上のその他コンポーネントおよび
デバイスはサポートしません。iDRAC ファームウェアアップデートは Lifecycle Controller サービスには依存しませ
ん。
コンポーネントおよびデバイスのインベントリ内容が、サーバーに物理的に取り付けられている内容を正しく反映し
ていない場合は、サーバーの起動プロセス中に Lifecycle Controller を呼び出す必要があります。これは、内部のコン
ポーネントおよびデバイス情報の更新に役立ち、現在取り付けられているコンポーネントおよびデバイスを確認でき
るようにします。この状況は、次の場合に発生します。
サーバー管理に新たに Lifecycle Controller 機能を導入するために、サーバーの iDRAC ファームウェアがアップデ
ートされた。
サーバーに新しいデバイスが挿入された。
iDRAC 設定ユーティリティに対するこのアクションを自動化するには、起動コンソールからアクセスできるオプショ
ンがあります。
1. 起動コンソールで、<F2> を押して セットアップユーティリティ にアクセスします。
2. セットアップユーティリティメインメニュー ページで、iDRAC 設定再起動時のシステムインベントリの収集
をクリックし、有効 を選択して システムセットアップメインメニュー ページに戻ります。次に、終了 をクリッ
クして設定を保存します。
アップデート、ロールバック、再インストール、およびジョブの削除などの、Lifecycle Controller のさまざまな操作
のオプションを実行するオプションが利用可能です。一度に実行できる操作は 1 種類のみです。サポートされてい
ないコンポーネントとデバイスがインベントリの一部としてリストされる可能性がありますが、Lifecycle Controller
操作を許可しないでください。
次の図にサーバーのコンポーネントおよびデバイス情報を示します。
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