Users Guide

2
CMC のインストールと設定
本項では、CMC ハードウェアの取り付け、CMC へのアクセス確立、CMC を使用するための管理環境の設定、および CMC
の設定の各種方法について説明します。
CMC への初期アクセスの設定。
ネットワーク経由の CMC へのアクセス。
CMC ユーザーの追加と設定。
CMC ファームウェアのアップデート。
CMC ハードウェアの取り付け
CMC はシャーシに事前に取り付けられているため、取り付けは必要ありません。
シャーシ設定のチェックリスト
次のタスクによって、シャーシを正確に設定することができます。
1. CMC と、ブラウザを使用する管理ステーションは、管理ネットワークと呼ばれる同じネットワーク上にあることが必要
です。イーサネットネットワークケーブルを GB1 とラベル付けされたポートから管理ネットワークに接続します。
管理ネットワークCMCiDRAC (各サーバー上)、およびスイッチ I/O モジュール用のネットワーク管理ポートは、
PowerEdge FX2/FX2s シャーシ内の共通内部ネットワークに接続されています。これにより、管理ネットワークをサー
バーデータネットワークから分離することができます。
アプリケーションネットワーク:管理対象サーバーへのアクセスは I/O モジュール(IOM)へのネットワーク接続を介
して行われます。これによって、アプリケーションネットワークを管理ネットワークから分離することができます。シ
ャーシ管理へのアクセスが中断されないように、このトラフィックを分離することが重要です。
メモ: シャーシ管理はデータネットワークから分離することが推奨されます。データネットワーク上における潜在
的なトラフィックのため、内部管理ネットワーク上の管理インタフェースがサーバー向けのトラフィックによって
飽和状態になる可能性があります。このため、CMC iDRAC 間の通信に遅延が発生します。これらの遅延は、
iDRAC が稼動中であっても CMC iDRAC をオフライン状態と見なしたりするなどの予期しないシャーシ動作が
発生し、他の不要な動作が発生する原因になります。管理ネットワークを物理的に分離することができない場合
は、CMC および iDRAC トラフィックをそれぞれ異なる VLAN に分離するというオプションもあります。CMC
個々の
iDRAC ネットワークインタフェースは、VLAN を使用するように設定することができます。
2. この STK/Gb2 ポートは CMC NIC のフェールオーバー用にも使用できます。NIC フェールオーバーを実装するには、
CMC 設定がデフォルトの スタッキング から 冗長 に変更されているようにしてください。詳細については、管理ポー
2 の設定」を参照してください。
注意: NIC のフェールオーバーを実装するために CMC の設定がデフォルトのスタッキングから冗長に変更されて
いない場合に、STK/Gb2 ポートを管理ネットワークに接続すると、予想できない結果になります。デフォルトの
スタッキングモードで、Gb1 および STK/Gb2 ポートを同じネットワーク(ブロードキャストドメイン)にケーブ
ル配線すると、ブロードキャストストームを引き起こす可能性があります。
CMC 設定が冗長モードに変更されて
いるが、スタッキングモードでケーブルがシャーシ間をデイジーチェーン配線されているという場合にも、ブロー
ドキャストストームが発生する可能性があります。ケーブル配線モデルが用途に対して CMC 設定に合っている
ことを確認します。
3. シャーシに I/O モジュールを取り付け、ネットワークケーブルを I/O モジュールに接続します。
4. シャーシにサーバーを挿入します。
5. シャーシを電源に接続します。
6. シャーシの電源をオンにするには、電源ボタンを押すか、タスク 6 を完了してから次のインタフェースを使用します。
ウェブインタフェースを使用して、シャーシ概要電源制御電源制御オプションシステムの電源を入れる
順に移動し、適用をクリックします。
23