Users Guide

RACADM を使用した SNMP トラップアラート送信先の設定
RACADM を使用して IP アラート送信先を設定するには、次の手順を実行します。
1. シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインします。
メモ: SNMP E-メールアラートの両方とも、設定できるフィルタマスクは 1 つだけです。フィル
タマスクを既に選択している場合は、手順 2 を省略することができます。
2. アラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingEnable 1
3. トラップアラートを有効にします。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsEnable 1 -i <index>
ここで、<index> 14 の値です。CMC はインデックス番号を使用して、トラップアラート用の設
定可能送信先を最大 4 つまで識別します。送信先は適切にフォーマットされた数値アドレスIPv6 また
IPv4、または完全修飾ドメイン名(FQDN)で指定できます。
4. トラップアラートの送信先 IP アドレスを指定します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsAlertDestIPAddr <IP address> -i <index>
ここで、<IP address> は有効な IP アドレスで、<index> は手順 3 で指定したインデックス値です。
5. コミュニティ名を指定します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsCommunityName <community name> -i
<index>
ここで <community name> はシャーシが属する SNMP コミュニティの名前で、<index> は手順 4
よび 5 で指定したインデックス値です。
メモ: CMC はデフォルトの SNMP コミュニティ文字列に public を使用しています。高いセキュ
リティを確保するため、デフォルトのコミュニティ文字列を変更し、空以外の値を設定することを
お勧めします。
トラップアラートの送信先 IP アドレスは 4 つまで設定できます。送信先をさらに追加するには、手順 2
5
を繰り返します。
メモ: 手順 25 のコマンドは、指定されたインデックス(14)の既存設定のすべてを上書きし
ます。インデックスに以前設定した値があるかどうかを判断するには、racadm getconfig -g
cfgTraps -i <index> を入力します。インデックスが設定されていると、
cfgTrapsAlertDestIPAddr および cfgTrapsCommunityName オブジェクトに対して値が表示され
ます。
6. アラート送信先へのイベントトラップをテストするには、次を入力します。
racadm testtrap -i <index>
ここで、<index> 14 の値で、テストするアラート送信先を表します。
インデックス番号がわからない場合は、次を入力します。
racadm getconfig -g cfgTraps -i <index>
電子メールアラートの設定
CMC が環境についての警告やコンポーネント障害などのシャー シイベントを検出した場合、1 つ、または複
数の電子メールアドレスに電子メールアラートを送信するように設定できます。
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