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l 無効な IOM-IOM 構成:新しく取り付けた IOM とグループ内の既存の IOM のファブリック タイプが異なるまたは互換性がない場合
無効な MC 構成
1 台のサーバーの MC がそれに対応する IOM でサポートされていない場合に、MC 構成は無効になります。 この場合は、シャーシ内の他のサーバーはすべて稼動できます。
無効な IOM-MC 構成
不一致の IOM は電源オフ状態のままとなります。 CMC は 無効な構成および IOM 名を CMC とハードウェアログにエントリとして追加します。 また、無効の原因となっている IOM のエラー LED を
点滅させます。 CMC が警告を送信する設定になっている場合は、このイベントに関する電子メールまたは SNMP 警告を送信します。
CMC とハードウェアログの詳細については、「イベントログの表示」 を参照してください。
無効な IOM-IOM 構成
CMC は、新しく取り付けた IOM を電源オフの状態にし、IOM のエラー LED を点滅させ、不一致に関するエントリを CMC およびハードウェアログに作成します。
CMC とハードウェアログの詳細については、「イベントログの表示」 を参照してください。
初期電源投入シナリオ
シャーシをプラグインして電源を入れるとき、I/O モジュールがサーバーに優先されます。 各グループの最初の IOM は他の IOM より先に電源投入できます。 このとき、ファブリック タイプの検証は
行われません。 グループの最初のスロットに IOM がない場合は、そのグループの 2 番目のモジュールに電源が投入されます。 両方のスロットに IOM がある場合は、2 番目のスロットにあるモジュ
ールは最初のスロットにあるモジュールとファブリック タイプが比較されます。
IOM に電源が投入された後、サーバーが電源投入され、CMC はサーバーのファブリック タイプの一致を検証します。
ファブリックが同じである限り、パススルーとスイッチを同じグループに共存させることができます。 これらのモジュールは異なるベンダー製でもかまいません。
IOM 正常性の監視
すべての IOM の正常性状態を表示するには:
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーの シャーシ メニューで I/O モジュール を選択します。
3. プロパティ タブをクリックします。
4. ステータス サブタブをクリックします。 I/O モジュールステータス ページを表示します。
表9-1 に、I/O モジュールステータス ページに表示される情報の説明を掲載します。.
アイテ
ム
説明
存在
IOM が 存在 または 不在 かを示します。
正常性
OK
IOM が存在し、CMC と通信していることを示します。 CMC とサーバー間で通信エラーが発生した場合は、CMC で IOM の正常性の状態を取得したり、表示することはで
きません。
情
報
正常性の状態(OK、警告、重大)に変化がない場合に IOM についての情報を表示します。
警
告
警告のみが発行され、システム管理者が設定した時間内に対応処置を取る必要があることを示します。 システム管理者が設定した時間内に対応処置を取らなかった
場合は、IOM の保全性に影響するような重要または重大なエラーを引き起こす可能性があります。
警告が出される状態の例:IOM ファブリックとサーバーのメザニンカードファブリックとの不一致、無効な IOM 構成、新しく取り付けた IOM と同じグループの既存の IOM
との不一致
重
大
少なくとも 1 つのエラー警告が発行されたことを示します。 重大な状態は IOM のシステムエラーを示し、直ちに対応処置を取る必要があります。
重大な状態を引き起こす状態の例:IOM の故障が検出された場合、IOM が取り外された場合