Users Guide
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル
マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R iSCSI ブート ページ 85
11. 次のコマンドを入力して install.wim イメージをマウントします。
dism /mount-wim /wimfile:.\src\sources\install.wim /index:X /mountdir:.\mnt
X は、手順 10 で取得したインデックスの値のプレースホルダーです。
12. 次のコマンドを入力し、現在マウントされているイメージにドライバを追加します。
dism /image:.\mnt /add-driver /driver:C:\Temp\b57nd60a\b57nd60a.inf
13. 次のコマンドを入力して install.wim イメージをマウント解除します。
dism /unmount-wim /mountdir:.\mnt /commit
14. 次のコマンドを入力して .iso ファイルを作成します。
oscdimg -e -h -m -n -lslipstream -bootdata:2#p0,e,b"c:\Program Files\Windows
AIK\Tools\PETools\amd64\boot\etfsboot.com"#pEF,e,b"c:\Program Files\Windows
AIK\Tools\PETools\amd64\boot\efisys.bin" c:\temp\x\src c:\temp\Win20xxMOD.iso
Platform は、インストールするオペレーティング システムのアーキテクチャ用のプレースホルダー (amd64 または x86
など ) です。またファイル名の xx は、Windows Server OS バージョンのプレースホルダー (2012、2008R2、2008SP2)
です。
15. DVD 書き込みアプリケーションを使用し、作成した .iso ファイルを DVD に書き込みます。
16. 手順 15 で作成した DVD を使用し、該当する Windows Server のバージョンをインストールします。
ブート
その後、システムでは iSCSI ブートの準備が完了し、オペレーティング システムが iSCSI ターゲットに存在します。最後
のステップでは、実際のブートを実行します。システムは、ネットワークを介して Windows または Linux を起動し、
Windows がローカル ディスク ドライブ上にあるかのように動作します。
1. サーバーを再起動します。
2. CTRL + S キーを押します。
3. [Main] メニューで、[General Parameters] を選択し、[Boot to iSCSI target] オプションを [Enabled] に設定します。
CHAP 認証が必要な場合は、ブートが成功したことを確認した後で、CHAP 認証を有効にします (CHAP 認証を有効化す
るを参照してください )。
その他の iSCSI ブートの考慮事項
システムで iSCSI ブートを設定するときに考慮する必要のある要素が他にもいくつかあります。
Windows 環境で速度と二重通信方式を変更する
NDIS パス経由のブートはサポートされません。NDIS パス経由の iSCSI ブートの場合、速度と二重通信方式は、BACS 管
理ユーティリティを使用して変更できます。
Locally Administered Address ( ローカル管理アドレス )
BACS の [ 設定 ] タブの [ 詳細設定 ] セクションの [Locally Administered Address/ ローカル管理アドレス ] プロパティで割
り当てられたユーザー定義 MAC アドレスは、iSCSI ブート対応のデバイスではサポートされません。