Owners Manual

Solaris ドライバ ソフトウェア:Broadcom NetXtreme II® ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/solaris.htm[9/5/2014 3:58:18 PM]
Broadcom
ドライバ
パッケージを現在のバージョンにアップグレードするには、最初に以前のバージョンのドライバをシステムからアンイン
ストールする必要があります。ドライバをアンインストールするを参照してください。以前のドライバの削除後は、このドキュメントのインス
トール方法のいずれかに従って、新しいバージョンのドライバをインストールできます。
注: 1 つのシステムにこのドライバの複数のインスタンスをインストールしないでください。
ドライバをアンインストールする
111 ifconfig bnxe[instance_number] down
111 ifconfig bnxe[instance_number] unplumb
111 pkgrm BRCMbnxe
ドライバを構成する
bnxe ドライバは、/kernel/drv にインストールされている bnxe.conf ファイルを使用して構成できます。この設定ファイルを変更した場合
は、システムを再起動するか、update_drv 管理コマンドを使用してドライバをアンロード後に再構成する必要があります。
すべての構成はインスタンスごとに指定できます。使用される形式は次のとおりです。各行はセミコロンで終了する必要があります。
bnxe<#>_<config_item>=X;
例えば adv_autoneg_cap の場合、次のような記述になります。
bnxe0_adv_autoneg_cap=1;
bnxe1_adv_autoneg_cap=0;
bnxe2_adv_autoneg_cap=1;
bnxe3_adv_autoneg_cap=1;
設定項目が指定されていないインスタンスには、デフォルト値が使用されます。次の行を記述すると、この設定がすべてのインスタンスに使用
されるデフォルト値よりも優先されます。
default_<config_item>=X;
ブール値の場合、「1 = TRUE」、「0 = FALSE」となります。
メモリの使用状況
設定ファイルに指定された RX/TX バッファ記述子数が、メモリの使用状況に悪影響を及ぼす可能性があります。数が多すぎる場合は、DMA
割り当てが失敗し、システムにロードされている他のドライバに影響する可能性があります。システムの初期化中や起動中に DMA 割り当てが
失敗した場合は、システムが起動しないことがあります。この動作は Solaris OS の実装上の制約です。さらに、32 ビット モードで実行する
システムで利用できる DMA 割り当て領域のメモリ量は、64 ビット モードで実行する場合と比較して少なくなります。
単一の RX 記述子の場合、以下のメモリ量が割り当てられます。
1 DMA ハンドル
1 DMA メモリ バッファ (MTU サイズ)
1K メモリ オーバーヘッド
単一の TX 記述子の場合、以下のメモリ量が割り当てられます。
9 DMA ハンドル (チェーン mblk の送信用)
1 DMA メモリ バッファ (MTU サイズ)
1K メモリ オーバーヘッド
注: システムで利用できる DMA ハンドル数は、RAM の規模に合わせて増減します。RAM が多くあるほど、記述子数は安全に増
加させることが可能です。
RX/TX バッファ記述子のデフォルト数は、それぞれ 2048 です。Broadcom BCM57711 ネットワーク アダプタをマルチファンクション
モードで使用する場合、構成済み記述子の数は 4 で除算され、最大 512 になります。これは、DMA 割り当て数を最小限に抑えるためです。
インストール後は、システムの安定性が保証され、必要なパフォーマンスに達するまでは、これらの記述子数を増加させることをお勧めしま
す。
例えば、RX TX の両方の記述子数としてデフォルトの 2048 設定を使用すると、単一のインターフェイスが利用するメモリ量の概算は次の