Owners Manual
Linux ドライバ ソフトウェア:Broadcom NetXtreme II® ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/linux.htm[9/5/2014 3:58:17 PM]
注:
プロパティ値の組み合わせによってはコンフリクトを起こすものもあり、不具合の原因ともなりかねませんが、
このような競合をすべ
てドライバで検知することは不可能です。
このプロパティは、MSI (Message Signal Interrupt、メッセージ信号割り込み) をディスエーブルするために使用します。このプロパティが
有効なのは、MSI をサポートする 2.6 カーネルの場合だけです。カーネルでサポートされている場合、MSI はドライバによってデフォルトで
イネーブルされます。MSI の動作状況を確認するため、初期化中に割り込みテストが実行されます。テストで合格すると、ドライバによって
MSI がイネーブルされます。それ以外の場合は、従来の INTx モードが使用されます。
insmod bnx2.ko disable_msi=1
または
modprobe bnx2 disable_msi=1
bnx2x ドライバ
disable_tpa
disable_tpa パラメタは、TPA (Transparent Packet Aggregation、透明なパケット集約) 機能をディスエーブルするコマンド ライン引数
として指定できます。TCP パケットはドライバによってデフォルトで集約されます。高度な TPA 機能をディスエーブルするに
は、disable_tpa を使用します。
以下に示すように、disable_tpa パラメタを 1 に設定して、システムにあるすべての NetXtreme II ネットワーク アダプタで、TPA 機能を
ディスエーブルします。これらのパラメタは、modprobe.conf でも設定できます。詳細は、man ページを参照してください。
insmod bnx2x.ko disable_tpa=1
または
modprobe bnx2x disable_tpa=1
int_mode
int_mode パラメタは、割り込みモードを強制使用する場合に使用します。
int_mode パラメタを 1 に設定すると、システムのすべての NetXtreme II アダプタで従来の INTx モードが強制的に使用されます。
insmod bnx2x.ko int_mode=1
または
modprobe bnx2x int_mode=1
int_mode パラメタを 2 に設定すると、システムのすべての NetXtreme II アダプタで MSI モードが強制的に使用されます。
insmod bnx2x.ko int_mode=2
または
modprobe bnx2x int_mode=2
int_mode パラメタを 3 に設定すると、システムのすべての NetXtreme II アダプタで MSI-X モードが強制的に使用されます。
dropless_fc
dropless_fc パラメタを使用すると、BCM57711/BCM57712 アダプタで補足フロー コントロール メカニズムがイネーブルされます。デ
フォルトのフロー コントロール メカニズムでは、オンチップ バッファ (BRB) がある一定の占有レベルに達したときに、PAUSE フレームが送
信されます。これは、パフォーマンスを重視したフロー コントロール メカニズムです。BCM57711/BCM57712 アダプタでは、いずれかのホ
スト バッファ (RSS モードの場合) が不足した場合に PAUSE フレームを送信する別のフロー コントロール メカニズムをイネーブルすること
もできます。
これは、「パケット廃棄ゼロ」を重視したフロー コントロール メカニズムです。
dropless_fc パラメタを 1 に設定すると、システムのすべての BCM57711/BCM57712 NetXtreme II アダプタで廃棄のないフロー コン
トロール メカニズム機能がイネーブルされます。
insmod bnx2x.ko dropless_fc=1
または
modprobe bnx2x dropless_fc=1