Owners Manual

Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する:Broadcom NetXtreme II® ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/bacs.htm[9/5/2014 3:58:40 PM]
Broadcom
NDIS 6.0
ミニポート
ドライバを使用すると、
Broadcom
アダプタを含むシステムがタグ付けされた
VLAN
に接続できるようにな
ります。Windows XP システムでは、この機能は中間ドライバを使用した場合にのみサポートされていました (例:Broadcom Advanced Server
Program - BASP)。しかし、NDIS 6 ドライバの VLAN のサポートは、BASP とは異なり、1 つの VLAN ID のみに対応しています。
また NDIS 6.0 ドライバは、BASP とは異なり、発信パケットの VLAN タギングのみを提供しており、VLAN ID メンバーシップに基づく受信パ
ケットのフィルタリングは提供していません。これはすべてのミニポート ドライバでデフォルトの動作となっています。VLAN メンバーシップに基
づくフィルタリングパケットが存在しないとセキュリティ上の問題が発生する場合がありますが、次の方法により、このドライバ制限に基づく
IPv4 ネットワーク用のリスク評価を行うことができます。
複数の VLAN を持つ、適切に設定されたネットワークは、各 VLAN に別個の IP セグメントを維持する必要があります。これが必要となる理由
は、発信トラフィックが、どのアダプタ (仮想または物理) にトラフィックを流すかを特定する上でルーティング テーブルに依存してお
り、VLAN メンバーシップに基づいてアダプタを特定しているわけではないからです。
Broadcom NDIS 6.0 ドライバにおける VLAN タギングのサポートは、伝送トラフィック (Tx) のみに制限されており、異なる VLAN から
の受信トラフィック (Rx) がオペレーティング システムにまで流れてしまう危険性があります。しかし、上記のような適切に設定されたネット
ワークを前提とする場合には、IP 区分化やスイッチ VLAN 設定は、リスクを制限するために追加のフィルタを使用できる場合があります。
連続的な接続シナリオでは、VLAN メンバーシップのフィルタリングが発生しないため、同一の IP セグメントに存在する 2 台のコンピュータ
は、VLAN 設定にかかわらず通信できます。しかし、VLAN 環境ではこの接続タイプは一般的なものではないため、このシナリオでは、セキュ
リティ違反がすでに発生しているという仮定になっています。
上記のリスクが回避すべきものであり、VLAN ID メンバーシップのフィルタリングが必要な場合には、中間ドライバを通じたサポートが必要にな
ります。
iSCSI Crash Dump
iSCSI によってリモート ブートされたアダプタの情報を収集するには、クラッシュ ダンプが使用されます。クラッシュ ダンプをイネーブルするに
は、[Enable/イネーブル] に設定してシステムを再起動します。デバイス ドライバをアップグレードする場合は、iSCSI Crash Dump を再度イ
ネーブルにします。[iSCSI Boot/iSCSI ブート] HBA パスでブートするように設定されている場合、このパラメタは変更できません。
Number of Receive Descriptors (受信記述子の件数)
受信記述子の件数です。オプションは、[Default/デフォルト値][Minimum/最小値]、および [Maximum/最大値] です。受信記述子は、ネット
ワーク アダプタにメモリへの受信パケットの割り当てを許可するデータ セグメントです。
Number of Transmit Descriptors (転送記述子の件数)
転送記述子の件数です。値のオプションは 100 600 で、デフォルト値は 200 です。転送記述子は、ネットワーク アダプタにシステム メモリ内の
転送パケットの監視を許可するデータ セグメントです。
RSS Queues (RSS キュー)
1 4 RSS キューを設定できるようにします。オプションは [RSS 1 Queue/RSS 1 キュー][RSS 2 Queue/RSS 2 キュー]、および [RSS 4
Queue/RSS 4 キュー] です。
Interrupt Moderation (割り込み調節)
割り込みを調節できるようにするためのもので、パケット伝送時およびパケット受信時に CPU への割り込みレートを制限します。このオプションを
ディスエーブルすると、すべてのパケット伝送およびパケット受信ごとに 1 つの割り込みが許可されます。[Enable/イネーブル] がデフォルトのオプ
ションです。
Number of RSS Queues (RSS キューの数)
RSS キューを設定できるようにします。1 Gbps ネットワーク アダプタの場合、RSS キュー オプションは [Auto/自動] (デフォルト)[2][4]、お
よび [8] です。10 Gbps ネットワーク アダプタの場合、RSS キュー オプションは [Auto/自動] (デフォルト)[2][4][8]、および [16] です。
Receive Buffers (受信バッファ)
受信バッファの数です。受信バッファは、ネットワーク アダプタにメモリへの受信パケットの割り当てを許可するデータ セグメントです。1 Gbps
ダプタの場合、有効な受信バッファの範囲は 50 5000 です。インクリメントは 1 であり、750 受信バッファがデフォルト値です。
Receive Buffers (受信バッファ) (0=Auto/自動)
受信バッファの数です。受信バッファは、ネットワーク アダプタにメモリへの受信パケットの割り当てを許可するデータ セグメントです。10 Gbps
アダプタの場合、有効な受信バッファの範囲は 0 3000 です。インクリメントは 50 であり、0 受信バッファがデフォルト値です。
Transmit Buffers (転送バッファ) (0=Auto/自動)