Owners Manual
SR-IOV:Broadcom NetXtreme II® ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/sr-iov.htm[9/5/2014 3:58:37 PM]
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SR-IOV:Broadcom NetXtreme II
®
ネットワーク アダプタ ユーザー ガ
イド
概要
SR-IOV を有効化する
概要
ネットワーク コントローラを仮想化すると、ユーザーはネットワーキング ハードウェア リソースを統合し、統合されたハードウェア上で複数
の仮想マシンを同時に実行することができます。仮想化により、ユーザーは I/O 共有、統合、分離、移行のような多様な機能を利用でき、チー
ム化とフェイルオーバーを想定したプロビジョニングにより管理を簡略化することもできます。
仮想化を使用すると、ハイパーバイザーのオーバーヘッドが原因で、パフォーマンスが低下することがあります。PCI-SIG は Single- Root
I/O Virtualization (SR-IOV) 仕様を採用し、このようなパフォーマンスの問題に次の方法で取り組みました。仮想機能 (VF)、つまり軽量な
PCIe 機能を作成します。この機能は仮想マシン (VM) に直接割り当てることができ、主要データの移動に関してハイパーバイザー レイヤを迂
回できます。
一部の Broadcom アダプタは SR-IOV をサポートしていません。詳細については、製品の文書類を参照してください。
SR-IOV を有効化する
SR-IOV を有効にしようとする前に、次のことを確認してください。
アダプタ ハードウェアが SR-IOV をサポートしている。
SR-IOV がシステム BIOS でサポートされ、有効になっている。
SR-IOV を有効にするには:
111 アダプタでこの機能を有効にします。
BACS を使用している場合:
111 [エクスプローラ ビュー] ペインで、ネットワーク アダプタを選択します。[設定] タブを選択し、[SR-IOV Global
Enable/SR-IOV のグローバル有効化] を選択します。
111 [SR-IOV VFs per PF/SRIOV の PF当たり VF の数] フィールドで、アダプタがサポートできる物理機能当たりの SRIOV
仮想機能 (VF) の数を 0 ~ 64 の範囲で 8 の倍数で設定します (デフォルト = 16)。
111 [SR-IOV Max Chains per VF/SRIOV の VF当たり最大チェーン数] フィールドで、各仮想機能で使用できる送信キュー
と受信キュー (受信側スケーリング キュー (RSS) など) の最大数を入力します。最大値は 16 です。
CCM を使用する場合:
111 [Device List/デバイス リスト] から、SR-IOV 対応アダプタを選択します。[Main/メイン] メニューで、[Device
Hardware Configuration/デバイス ハードウェアの設定] を選択し、[SR-IOV Enabled/SR-IOV イネーブル] を選択
します。
111 アダプタがサポートできる VF の数を設定するには:
[Multi-Function Mode/マルチファンクション モード] が [SF] (シングル ファンクション) に設定されている場
合、[Number of VFs per PF/PF 1 つ当たりの VF の数] フィールドが表示され、0 ~ 64 の範囲で 8 単位で値を設定で
きます (デフォルト = 16)。
[Multi-Function Mode/マルチファンクション モード] が [NPAR] に設定されている場合、[Main/メイン] メ
ニューを表示し、[NIC Partition Configuration/NIC パーティション構成] を選択します。次に、設定する [NPAR
Function/NPAR 機能] を選択し、[Number of VFs per PF/PF 1 つ当たりの VF の数] フィールドに適切な値を入
力します。
111 Virtual Switch Manager で、仮想 NIC を作成します。NIC を作成するときに、[Allow Management operating system to
share the network adapter/オペレーティング システムによるネットワーク アダプタの共有を許可する] がオンになっているこ
とを確認します。